空に映る感情～ページ２～【ブラッククローバー】 (ページ22)

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【3章】魔法帝ページ22

side貴方

ユリウス「いやー、帰ってきたと思ったらまた新しい魔法騎士を引きずってくるとは思わなかったよ」

貴「私もまさか倒れている魔法騎士と遭遇するとは思っていませんでしたよ
近くで気絶していたお婆さんに話を聞いたら、その二人から金を巻き上げられそうになってたらしいです

そしたら知らない青年が出てきて二人を返り討ちにしてそのまま気を失ったと伺いました」

ユリウス「君が連れてきた二人は目を覚まし次第話を聞くつもりだよ
言い訳をするみたいだったら、マルクスくんにも手伝ってもらうし

それにしてもフフ、今日はいろいろとお手柄だったねAくん」

あの赤髪さんとも別れて、私は約束通り魔法帝の執務室に来ていた。二人の魔法騎士を引きずって

私が執務室に入って引きずる魔法騎士に目があった瞬間に、魔法帝はいろいろ察してくれたらしく人を呼んで私が引きずっていた魔法騎士を引き取ってくれた

そして先ほどの報告という訳である

ユリウス「いやー、それにしても天気魔法…いつ見ても素晴らしいね！」

貴「…報告終わった途端に魔法オタクを出さないでください魔法帝」

ユリウス「アハハハ、君から魔法帝って言われるのは新鮮で何か良いね
でも言いにくかったら前の呼び名で大丈夫だよ」

優しそうな微笑みとその声色のせいで、この人の立場がどれだけ高いのか忘れそうになってしまう

今私の目の前にいるのは
王国で最も魔法と戦闘技術を精進させた

__魔導士の頂点

貴「貴方はもう少し自分の立場を考えたほうがいいですよ
『ユリウスさん』なんて馴れ馴れしく呼べません…というより、あの時は貴方が魔法帝だと知らなかったからそう呼んでただけで…」

ホワワンとしている魔法帝の言葉に頭を抱える
魔法帝と会ったときのことを思い出したらさらに頭が痛くなってきた

ユリウス「懐かしいねぇ

まさか、3度目の正直ならぬ3年目の正直で君が魔導騎士団に入団してくれて本当に嬉しいよ」

貴「私もまさか自分が魔法騎士団に入るとは思ってませんでしたよ」

そう、魔法帝と私が出会ったのは3年前
そのときの私はあまり王都や貴族などに関わりたくなかったためいろんなところを飛び飛びに冒険していた

そんな時に出会ったのが魔法帝だった

貴(まぁ、あった時は魔法帝だなんて知らなかったけど)

ユリウス「最初はあんな毛嫌いしてたのに1年後会ったら柔軟になっていて驚いたモノだよ」

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