空に映る感情～ページ２～【ブラッククローバー】 (ページ19)

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【3章】性格変化ページ19

sideなし

青年の言葉に納得したAだったが、その表情がどんどん変わっていく

赤髪「ま、頑張って人探しすればいいんじゃねーの

馬鹿なオマエに見つけることが出来るかは知らねーけどなぁ」

そんなAの表情の変化に気づいていない青年は、「キヒヒヒ」と笑いながらAの肩にポンと手を乗っけて場を去ろうとする

が

貴「貴方、面白いですね」

ガシっと青年の腕を掴み青年を引き止めるA
青年は腕を引こうとするがまったく掴まれた手を引き離せる気がしない

赤髪(この女、一体どんだけ馬鹿力なんだよ！？)

そんな自分の手を掴む女に文句を言おうとAを見たとき、青年は今対峙している女が想像以上に面倒な人だと悟る

Aの瞳はまっすぐと青年を見つめ
その表情は子供が新しい玩具を見つけたような満面の笑み

赤髪「オイっ、離せヘラヘラ変人女」

貴「嫌ですねー、離したら貴方逃げちゃうじゃないですかー
逃げたかったら無理やり離したらどうです？
多分、貴方程度の力じゃ無理だと思いますけど」

先程までと全然違うテンションのAを見て困惑したように怒る青年

赤髪「つか、さっきまでと全然性格違うじゃねーか」

貴「初対面の方に本性見せる人のほうが稀じゃないですか？」

赤髪「魔法騎士団なら任務とかあるんじゃねーのか！？」

貴「残念ながら、本日オフをもらってるんですよ
だから、今私が何をしていても咎められることはありません」

頑張って言葉を交えなが引き離そうとする青年だが、そんなのもろともせず笑顔で青年の質問に答えていく

赤髪「オマエ、何が目的なんだ！？」

青年がその言葉を発した瞬間、待ってましたとばかりにAは妖しく笑う

貴「貴方に興味が湧いたので、お友達になりましょう」

赤髪「……はぁ！？バカなんじゃねーの！？」

Aの意味のわからない言葉に訳が分からずキレだす青年

そんな青年の怒りを楽しそうに見つめるAは至って通常運転である

貴「あっ、因みに年齢はいくつですか？」

赤髪「ア！？オマエ色々と急すぎるんだよ」

貴「あっ、因みに私は20歳です」

赤髪「聞くきねーな、テメー」

Aのテンションに慣れてきたのか空いている手で頭を押さえてため息をつく青年

そんな青年をみて申し訳なさそうにAは笑った

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