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【3章】罠魔法 ページ14

side貴方


貴「天気創成魔法"卿雲の平穏"」


ことは迅速に行った方がいい
私は二人を地上に沈めた後、魔法を発動し雲の中に魔導書[グリモワール]を隠した


貴(これでこの二人は魔法はもう使えない
気絶してない可能性もあるから、もう一発殴って寝かせとこう)


私自身が拘束魔法を使えないため
魔導書を使えないようにし気絶したヤツらを運ぶのが一番手っ取り早い回収方法だ


そうして二人に一発ずつお見舞いしてると後ろから嫌な気配がする



紫苑団員「…バカめ、黒の暴牛如きがでしゃばるからこうなるんだよ」


貴(…っ、三人目いたのか……間に合わな__)



ギリギリまで三人目がいることに気づかなく、三人目の魔法の対応が間に合わない

どうにもできないが少しでも被害が出ないように
怯えて動くことができない女性定員の腕を引き魔法から庇うように抱きしめた









襲いくる痛みに備えて目を瞑り、歯を食いしばる









だが、予想してた痛みは一向にこない

私は恐る恐る目を開き後ろに視線を送る
そこには……





貴(罠[トラップ]魔法!?)




私の後ろで起きていたのは三人目の魔法が設置されていた魔法陣に吸収されていく様

そして最後まで吸収し切った後その魔法陣がひかり


__三人目の方へと魔法が返された





貴(ただの罠魔法じゃない
魔法を倍の力で跳ね返す"カウンター罠魔法"

アレを設置するのには時間が必要なはず
一体いつから…)



バキッ



カウンター罠魔法に驚いていたが、返っていく魔法が倍になっているため飲食店の設備や他の人たちに被害が出そうになっている



貴(そんなこと考えるのは後だ)
 「天気創成魔法"卿雲の平穏"」



私はカウンター罠魔法と三人目を包むように雲を作り出す


本来、自分を包み込んで魔法を防ぐ魔法なのだ

ここにいる人たちを全員包み込む魔力がないのなら、被害がでる魔法事態を包み込んで仕舞えばいい


三人目も一緒に包んだのは、少しでも痛い目にあった方がいいと思う私の私情である





雲の感じから魔法が発動し終わったのを感じたので三人目を雲から解放する

自分の魔法が倍で帰ってきたのだ
堂々と気絶している

私は他二人と同じように三人目の魔導書を雲で包むと
飲食店の人に謝罪をして三人を引きずりながら外に出た





貴(…今日は調子がいいな
というか、勘に調子がいいとかはないと思うけど

今なら追えるな)




私はどうせぶらり旅をしてるだろうある人を急いで探した


.

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作品ジャンル:アニメ
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作者名:ソラ | 作成日時:2020年5月11日 13時

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