【2章】ここにいる意味 ページ41
sideなし
マグナ「チクショーがぁぁぁ」
炎魔法で何とか迫りくる氷柱を打ち壊すマグナだが、その表情には疲れの色が現れていた
マグナ(オレもアスタもAも村人を護るので手一杯
しかもオレの魔力はもう尽きかけてるときた…
逆に向こうは魔法騎士団員レベルの魔力持ちが四人…！！)
マグナは氷柱を打ち壊しながら中央に佇むヒースを睨みつける
マグナ(中でもアイツはまだ実力を隠してやがる)
心の中で今の現状を整理しながらあまりの劣勢に苦笑するマグナ
マグナ「三人にはとんだ初任務になっちまいやがったな…クソヤベーぜこりゃあ
だからといって投げ出しちゃぁ漢じゃねぇぇ！！
同じ下民のこのオレがしっかり守ってやっからなぁぁ」
だがその瞳にはまだ闘士が宿っており相手の魔法に喰らいつく
そしてその近くで応対するノエルは
ドパン
水魔法で氷柱を迎撃しようとするが思った方向に魔法がいかない
ヒース「魔力操作もロクに出来ん物がいるとは…
『黒の暴牛』はよほどの人員不足と見える」
その言葉を聞いて悔しそうに表情を歪ませるノエルだが、その気持ちとは裏腹に自分の魔法は氷柱の元へはいかない
ヒース「自分の身も守れない脆弱な獣が…そいつらを見捨てればオマエらは助かるぞ？
魔法騎士団…！」
その言葉を聞いてノエルは魔法を止めてしまう
ノエル(王族なのに…この中で一番魔力を持ってるのに…完璧に足手まといじゃない)
マグナ「下がったらノエ公__！」
ノエル(ここにいる意味なんて無いじゃない……)
自分の不甲斐なさにノエルは思わず下を向く
『そいつらを見捨てればオマエらは助かるぞ？』
先程のヒースの言葉が頭を過ぎる
ノエル(そうよ…私は王族よ…？
こんな村で死ぬなんてあってはならないのよ…
今は…逃げ__)
貴「ノエルっ！！」
自分を呼ぶ声にノエルは思わず振り向く
貴「下向いてんじゃねーよ王族様
天下の王族様がこんな事如きに下向くなんて
あってはならねーんじゃねーの？」
拳に魔法を見にまとい、戦場を駆け回るAに目を奪われる
貴「ま、時には下向いたっていいけどさ
下向かなきゃ分かんねーこともあるし」
駆け回りながらもAはノエルの下の方を指差す
ノエルはそのまま指差された視線の方を向く
そこには…
「魔法騎士団のおねえちゃん…助けて……！」
助けを求める幼い少女の姿
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ソラ(プロフ) - コクマさん» そうですね、ベルフェゴールは怠惰を司る七つの大罪の悪魔ですね！ (2020年5月9日 21時) (
レス) id: d346541665 (このIDを非表示/違反報告)
コクマ(プロフ) - ベルフェゴールって確か七つの大罪の怠惰でしたっけ？インターネット昔調べた気がします (2020年5月9日 17時) (レス) id: 89bd0ee39f (このIDを非表示/違反報告)
ソラ(プロフ) - シルバーウルフさん» コメントありがとうございます！やっと少しずつ物語が進んできました( ；∀；) (2020年5月9日 10時) (レス) id: d346541665 (このIDを非表示/違反報告)
シルバーウルフ - 待ってました。(o・ω・o) (2020年5月8日 22時) (レス) id: 769a4deb70 (このIDを非表示/違反報告)
ソラ(プロフ) - シルバーウルフさん» はい、やっと入団決定しました(*^^*)いつもコメントくださりありがとうございます！ (2020年5月7日 19時) (レス) id: d346541665 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ソラ | 作成日時：2020年5月5日 18時
