【2章】悪魔 ページ33
side貴方
ベルフェゴールは私の魔導書［グリモワール］に棲む悪魔である
私が初めてベルフェゴールの感覚を感知し
言葉を交わした時、何が何だかわからなかった
先程の会話から分かる通り
ベルフェゴールは"怠惰の悪魔"
もともと悪魔という生き物は自分本位な生き物でありベルフェゴールも例外ではない
言いたいことを話して帰ることがほとんどだ
プラス、ベルフェゴールは基本的にはコチラに接触してこない。怠惰の悪魔と言われるにふさわしいぐらいの接触のなさ
そのため悪魔のことについて教える素振りは一切なし
流石に自分の魔導書に悪魔が憑いててそのままにする気なんて一切なかったため各地の図書館によって調べた
が、めぼしいものはなく
分かったことは下記のことだけだった
【__クローバーの葉にはそれぞれ
"誠実""希望""愛"が秘められている
四枚目の葉には"幸運"が宿る
そして五枚目には__悪魔が棲む】
確かに私の持っている魔導書はボロボロでありしっかり見ないとよくわからないが、クローバー王国を象徴する三つ葉ではなく…五つ葉であった
自分の魔導書に悪魔が棲んでいると分かってから
最初の方は何か災いや不幸なことが自分に起きるか、近くにいる人に起きてしまうのではないかと思ったが
知って1年たっても普段と何事もない生活を送っていた
ベルフェゴールとも何度か話すようになっていったが
私を操って悪いことをしようとかそんなことはなく(よくよく考えたらそんなことするのめんどくさいと考える悪魔である)、現在に至るまで何の問題もなく過ごせてしまっている
まぁ、ある意味で悪魔が棲んでいるのだと分かる力があったのだが…使うことはないだろう
アスタ「そもそも魔法騎士団って何するんスか？」
廊下を歩き広間近くになったところで、ガヤガヤしていた広間からアスタの声が聞こえてきた
その問いについて怒鳴り散らしているマグナがいるわけだが…黒の暴牛は今日も平和である
私たち新人三人が入団して数日
個性的な面々が揃っているが、悪い人はいないため基本的にここでの暮らしに不満はない
というか、それぞれが好きなことをしているためあまり干渉しないようにしてるようにも見えなくはないが…
まぁ、それは今考える事ではない
貴「遅れました、おはようございます」
バネッサ「あら〜、Aお風呂は気持ちよかった？」
貴「良い湯加減でしたよ」
空いているノエルの横に腰掛け、私も朝食を食べ始めた
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ソラ(プロフ) - コクマさん» そうですね、ベルフェゴールは怠惰を司る七つの大罪の悪魔ですね！ (2020年5月9日 21時) (
レス) id: d346541665 (このIDを非表示/違反報告)
コクマ(プロフ) - ベルフェゴールって確か七つの大罪の怠惰でしたっけ？インターネット昔調べた気がします (2020年5月9日 17時) (レス) id: 89bd0ee39f (このIDを非表示/違反報告)
ソラ(プロフ) - シルバーウルフさん» コメントありがとうございます！やっと少しずつ物語が進んできました( ；∀；) (2020年5月9日 10時) (レス) id: d346541665 (このIDを非表示/違反報告)
シルバーウルフ - 待ってました。(o・ω・o) (2020年5月8日 22時) (レス) id: 769a4deb70 (このIDを非表示/違反報告)
ソラ(プロフ) - シルバーウルフさん» はい、やっと入団決定しました(*^^*)いつもコメントくださりありがとうございます！ (2020年5月7日 19時) (レス) id: d346541665 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ソラ | 作成日時：2020年5月5日 18時
