【1章】言葉の意味は？ ページ24
sideなし
貴「フィンラルさん、アスタがあれ打ち返せなかったら助けようとしてましたよね」
フィンラル「あはは、流石にね
でも、新入団員を助けずにすんだのは久しぶりだよ」
フィンラルは魔導書［グリモワール］をしまいながら感心したように笑う
貴「当たり前じゃないですか」
フィンラル「え？」
フィンラルの言葉に今度は口元を隠さずにAは満面の笑みで笑った
貴「だってアスタは
いずれ魔法帝になる男なんですから」
フィンラル「……！？」
ヤミ「……」
Aの言葉を聞いて目を見開きながらフィンラルはアスタを見据えるAを見る
表情は一切変わっていないが、目線だけはAを見ているヤミ
フィンラル(えぇー、冗談だよね？本気で言ってないよね？
魔力がないアスタくんが魔法帝になるなんて本気で言ってないよねこの子)
驚きで一歩だけ後ずさるフィンラルだが
貴「あはは、今は無理だって私も思いますよ
でも、私たちには未来は見えない
どうなるかなんてわからない
だから
アスタが魔法帝になれる未来を誰も否定なんて出来やしませんよ」
アスタを見据えていた視線をフィンラルに移し、Aは妖しく笑う
フィンラル「……っ」
その笑みに一瞬だけ見惚れる
だがそれ以上にAの言葉には何故か説得力があった
"未来は見えない、どうなるかなんてわからない"
特にその部分に重みを乗せて話している
そんな言葉の紡ぎ方だった
貴「アスター、お疲れー」
向こうの方は落ち着いたのか黒の暴牛のローブを着たアスタがルンルンと嬉しそうにAたちの方へと戻ってきた
アスタ「オウっ！どうよこれっ！かっこよくね！
バネッサ姉さんが頭のマークも変えてくれてよぉ！
超超チョーウカッコよくね！？」
貴「ああ、うんうんすごく似合ってるしカッコいいよ
おめでとさん、アスタ」
アスタ「オウ！」
嬉しそうに話すアスタが犬に見えたのか分からないがアスタの頭を撫でながら「おめでとう」というA
アスタも気にした様子もなくいつも通りの大声で返事している
ヤミ「おーし、オリエンテーションも終わったし戻っぞー」
ヤミの一声で全員がアジトへと戻っていく
が、アスタだけは「えっ」と驚いている
貴「どした、アスタ」
アスタ「いやだって、Aは洗礼の儀やってねーじゃん」
ヤミ「コイツはパスだ
ホレ、テメーのローブな」
その光景を見て「ウソだぁぁ」とアスタが叫ぶまであと数秒
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ソラ(プロフ) - コクマさん» そうですね、ベルフェゴールは怠惰を司る七つの大罪の悪魔ですね！ (2020年5月9日 21時) (
レス) id: d346541665 (このIDを非表示/違反報告)
コクマ(プロフ) - ベルフェゴールって確か七つの大罪の怠惰でしたっけ？インターネット昔調べた気がします (2020年5月9日 17時) (レス) id: 89bd0ee39f (このIDを非表示/違反報告)
ソラ(プロフ) - シルバーウルフさん» コメントありがとうございます！やっと少しずつ物語が進んできました( ；∀；) (2020年5月9日 10時) (レス) id: d346541665 (このIDを非表示/違反報告)
シルバーウルフ - 待ってました。(o・ω・o) (2020年5月8日 22時) (レス) id: 769a4deb70 (このIDを非表示/違反報告)
ソラ(プロフ) - シルバーウルフさん» はい、やっと入団決定しました(*^^*)いつもコメントくださりありがとうございます！ (2020年5月7日 19時) (レス) id: d346541665 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ソラ | 作成日時：2020年5月5日 18時
