【2章】命 ページ39
side貴方
近くにいたマグナに目もくれず倒れている村長の元へと走る
「ううう…おじいちゃんの祈りが…通じたんだ」
村長の近くにいた子供の頭を撫でながら私は屈む
そのまま村長の首の頸動脈に触れ脈をとるが
マグナ「ジーサン!オイしっかりしろ__」
自分の呼びかけに答えないところで気づいたのか
私の首の動きで気づいたのかわからないが
村長がもう、亡くなっていることに気づきマグナは悔しそうに唇を噛み締めた
アスタ・ノエル((こんなに簡単に、人が…))
私は自分の表情を近くにいた子供に見せないように少し強めで頭を撫でる
視線の先は
この事態の首謀者であろう顔に傷がついた男
マグナ「テメェの仕業かァアーー!!」
他三人の表情は私には見えないが
絶対に、怒りを秘めた瞳でその男を睨んでいるはずだ
傷男「よくも時間を狂わせてくれたな
__3秒後に全員処刑」
その瞬間に男の目の前に巨大な氷の塊がこちらに向かって飛んでくる
私は動かない……なぜなら__
アスタ「許さん……!!!」
魔法を打ち消す剣を持った少年がその塊を
真っ二つに叩っ斬ってくれるから
アスタ「何でこんなヒデーことをする…!!
何なんだオマエらぁぁあ!!!」
アスタが言葉を発している間に私も立ち上がり
三人の近くで男を見据える
貴(身なり的にも他国のスパイじゃない
かといって村を荒らしてる盗賊や蛮族とも違う…
こいつらの目的は何だ)
アスタの言葉に返す素振りもない傷男と顔を隠した者たち。こっちを無視して自分たちの話をしているように見える
アスタ「無視すんじゃねぇーー!」
その態度に痺れを切らしたアスタが男たちめがけて飛び込んでいく
だが
「霧魔法"幻夢の渦"
そう簡単にヒース様に近付けると思うな愚か者め
霧に惑え」
傷男の近くにある覆面が飛び込むアスタに魔法を放つ
貴(あっちの中でリーダーっぽいやつの名前はヒースっていうのか
それにしても愚か者め、ねぇ)
私はアスタに愚か者と言った覆面を見て笑ってやった
アスタ「誰が惑うかぁぁ!!」
貴(何も知らないでそんなこと言ってるあんたも
愚か者だな)
霧を切り裂くアスタを横目に私は中央で鎮座しているヒースを見る
貴(親玉のあの感じだと、薄々アスタの剣が魔法を無効化するって気づいてんな
アスタの剣でぶっ叩ければ早かったんだが
そう簡単にはいかなさそうだ)
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ソラ(プロフ) - コクマさん» そうですね、ベルフェゴールは怠惰を司る七つの大罪の悪魔ですね! (2020年5月9日 21時) (レス) id: d346541665 (このIDを非表示/違反報告)
コクマ(プロフ) - ベルフェゴールって確か七つの大罪の怠惰でしたっけ?インターネット昔調べた気がします (2020年5月9日 17時) (レス) id: 89bd0ee39f (このIDを非表示/違反報告)
ソラ(プロフ) - シルバーウルフさん» コメントありがとうございます!やっと少しずつ物語が進んできました( ;∀;) (2020年5月9日 10時) (レス) id: d346541665 (このIDを非表示/違反報告)
シルバーウルフ - 待ってました。(o・ω・o) (2020年5月8日 22時) (レス) id: 769a4deb70 (このIDを非表示/違反報告)
ソラ(プロフ) - シルバーウルフさん» はい、やっと入団決定しました(*^^*)いつもコメントくださりありがとうございます! (2020年5月7日 19時) (レス) id: d346541665 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ソラ | 作成日時:2020年5月5日 18時