【10章】責任転嫁 ページ42
side貴方
アスタ「うぉぉおお！！【鬼神】ってなんだぁぁ！
でもなんかカッケェェェエエエ！！」
マグナ「ヤミさんの懐刀とか…
なんつー羨ましい呼ばれ方してんだAー！！」
ラック「そんな事よりボクとやろうよ」
フィンラル「もうやめてあげてー！！
試験始まってないのに、Aちゃんのライフはもうゼロだから！！！」
私が他の団員達から聞こえてきたとてつもなく恥ずかしい呼び名に両手で顔を隠し恥ずかしさに悶えていると、私と同じように声が聞こえたのだろうアスタ達が私の傷を抉りに近くに寄ってきていた
ラックの戦闘狂がここで癒される要因になるとは思わなかったよクソッタレ
ノエル「フンッ
団長指名で来ていた任務を引き受けて、容易に達成してる時点でこうなる事は分かりきってたでしょ」
いつのまにか近くに来ていたノエルを見上げる。屈んで恥ずかしさに悶えていたため、下から見るノエルは少し新鮮だった。いや、そんな事を考えてる暇はないんだけど…！
貴「いやだって、本当に大した事なかったし」
ノエル「それがもう、アンタの実力証明しちゃってるのよ！！
団長1人でこなす任務なんて、普通の団員なら3.4人でも足りないくらいよ」
フィンラル「ノエルちゃんの言う通りで
ヤミ団長のかわりにAちゃん1人で達成したってことが知れ渡ってね。オレとキミで報告書提出した時に他の団の団員もいたでしょ？その時に話題になったみたい」
ノエルとフィンラルさんから聞く知らなかった情報に驚きながらも、最終的に私の行動によってこんな恥ずかしい目に合っているのだと認めざるをえなかった
ユリウス「みんな、よく集まったね」
恥ずかしさからなんとか復活できそうだったその時、会場の2階から選抜試験に参加する私達魔法騎士を見下ろすように現れたのは魔法帝と側近のマルクスさんだった
貴(魔法帝のせいではなかったわけだが、一周回って魔法帝のせいだ。そうに違いない)
責任転嫁にも程がある事柄を魔法帝になすりつけて、三つ葉の敬礼をしながら私は魔法帝を睨みつけていた。魔法帝と目があった時に困惑した表情をしていたが私は知らないフリして睨み続けた
ユリウス「あーえっと…
じゃあ、王撰騎士団［ロイヤルナイツ］選抜試験を始めよう」
困惑した顔をすぐに戻し、いつも通りの和やかな笑み浮かべ魔法帝は選抜試験の開始を告げた
開始前に色々と削られたが…
王撰騎士団選抜試験、頑張りますかね！
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ソラ(プロフ) - ギザラスさん» コメントありがとうございます！長かったですが【冒険の章】で夢主の悪魔の魔法が発覚します。楽しんでくれますと嬉しいです(*^^*) (2020年7月1日 15時) (
レス) id: d346541665 (このIDを非表示/違反報告)
ギザラス(プロフ) - 遂に悪魔の力を… (2020年6月30日 22時) (レス) id: 5dbc8f9112 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ソラ | 作成日時：2020年6月24日 20時
