【冒険の章】二度ある事は三度ある ページ30
side貴方
そして19歳の年
変わらず世界を回りながら
人助けをしたり、お金が足りなくなった時にバイトをしたり、魔宮［ダンジョン］に潜り込んでお宝を少し拝借したりと、それなりに楽しい日々を送っていた
半ば辺りで強魔地帯にある高く売れる薬草を採取している途中で、レオナさんと遭遇しある意味での特訓をする事になる
この時からレオナさんの出会い頭の攻撃はあった
ありがた迷惑だが、まあ、この出会い頭の攻撃で自分がどれくらい強くなったのかを測れるからデメリットだけではないのだが…やはり死ぬ可能性がある攻撃をこちらに向けないでほしい！
そんなこんなであっという間に19歳の年の年末を迎えていた
貴「まさかとは思ってましたけどまた来たんですか？
ユリウスさん…」
ユリウス「そう言わないで
年末は君に会えるから僕にとっては楽しみの一つなんだよ」
一昨年と去年同様に私は例の村で雇われ警護をしていた。二度ある事は三度あるとはよく言ったもので、魔法騎士で忙しいはずのこの人がまたここに来るとは…実は魔法騎士の仕事は暇なのだろうか
ユリウス「そんな目で見ないでくれ
あっ、そうそう、君と村の人に伝えたいことがあるんだけど…その前に」
貴「こっちにくるモンスターをなんとかしますか」
私とユリウスさんは魔力のする方向に視線を向け、モンスター達を迎え撃つためにその一歩を進めた
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貴「こんなもんですかね」
ユリウス「いやー、やっぱり天気魔法すごいね！
複数属性を再現できるだけでもすごいのに
その属性を生かした魔法の数々！多彩性！！
他の魔法も見てみたいなー！！」
貴「魔法オタクは引っ込めて下さいユリウスさん」
目を輝かせて私を見るユリウスさんにため息をこぼしながら、私はモンスターの後処理を行う
貴「で、私と村の人達に伝えたいことって何なんですか？
あ、皆が集まった時に言いたい感じですか？」
ユリウス「いや、村の人達には明日の朝伝えるよ」
ユリウスさんの時間魔法を頼りながら倒れているモンスター達を移動していく
去年も思ったが、この人の魔力量どうなっているんだ…私はモンスター2.3匹運ぶのがやっとなのにユリウスさんは10匹以上を時の空間に閉じ込めて運んでいる
貴(一昨年の私、よくもまあこんな化け物に喧嘩売れたよな)
怒りとは判断を鈍らせることがあると言うが…身近にあった命の危険に私は呆れ笑いしか出なかった
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ソラ(プロフ) - ギザラスさん» コメントありがとうございます！長かったですが【冒険の章】で夢主の悪魔の魔法が発覚します。楽しんでくれますと嬉しいです(*^^*) (2020年7月1日 15時) (
レス) id: d346541665 (このIDを非表示/違反報告)
ギザラス(プロフ) - 遂に悪魔の力を… (2020年6月30日 22時) (レス) id: 5dbc8f9112 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ソラ | 作成日時：2020年6月24日 20時
