【8章】分かった事実と新たな疑問 ページ17
sideなし
女王「その魔石は装着者の魔力を高める魔道具の一種だが、それを真に使いこなせるのはエルフ族だけだ」
女王の言葉に「エルフ？」と暴牛の面々は首を傾げる
女王「エルフの出自は不明だが…
数百年前…今でいう恵外界あたりに生息していた高魔力保持種のことだ
エルフ一人一人の魔力は非常に高く、私に匹敵するようなものも少なくなかった
だが
数で勝る人間との争いで
敗れ…滅びさった」
女王の言葉に顔を硬らせる面々
女王が何故そこまでの事を知っているのかは分からないが、嘘を言っている雰囲気ではない
女王「あのファナとかいう娘の三つ目の眼
アレは禁術魔法だ
だがその禁術魔法を発動させたのはあの娘ではなく他の何者かだ…
禁術魔法はただの人間には手が出せない
禁術魔法の発動には途方もない魔［マナ］と何かしらの犠牲が必要となる
古の魔神もエルフ族の長が発動した最上級の禁術魔法だ」
女王の話にただ驚きの事実に驚愕するしかない面々の中で、何かを考えていたAだけが強張った顔のままある一つの考えを述べる
貴「…まさか白夜の魔眼は…エルフ族の末裔？」
女王「かもしれないな」
驚きを隠せないAだが思考を止めない
貴(女の話と私が仮定していた事実はがっちり当てはまる。そしてリヒトが話していた『寓話』とも…
間違いなくリヒトが言っていた"魔に愛されていた者達"はエルフ族
そしてなぜリヒト達がクローバー王国に恨みを持っているか分からなかったが…滅ぼされたからか？)
分かった事と新たに浮かぶ疑問
「本当に滅ぼされたからなのか？」と頭を悩ませるAの横で女王はアスタに目を向けていた
女王「そしてアスタ…オマエの持つ二つの剣は
そのエルフの長が使っていた魔法剣の成れの果てだ」
アスタ「…………どゆことぉぉぉおお！？」
女王の話で白夜の魔眼について聞いていても頭がいっぱいだったのにも関わらず、そこから自分の使っていた剣の事についても触れられてアスタの頭の中はキャパオーバーを迎えた
頭を噴火させて後ろに倒れるアスタを見て、バネッサやノエル、フィンラルは「バカだからしょうがない」と声をかけていた
だがもう一人、頭のキャパを超えそうなものがいた
貴(…は……え……？
どういう事だ…エルフ族の長が"剣"魔法の使い手だったて事は…
"光"魔法を使っていた白夜の魔眼の頭首リヒトは一体何者なんだ？)
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ソラ(プロフ) - 天ゆうさん» ありがとうございます！遅い更新になってしまいますが、楽しんでもらえるように頑張ります！！ (2020年6月10日 14時) (
レス) id: d346541665 (このIDを非表示/違反報告)
ソラ(プロフ) - メープルさん» ありがとうございます！少しでも楽しんでもらえるように頑張りますね！！ (2020年6月10日 14時) (レス) id: d346541665 (このIDを非表示/違反報告)
天ゆう - 次の更新待ってます！！がんばってくださいね！！ (2020年6月9日 23時) (レス) id: 09a7347468 (このIDを非表示/違反報告)
メープル - 続が気になりわくわくしています。 (2020年6月9日 18時) (レス) id: 3c99f627d8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ソラ | 作成日時：2020年6月4日 16時
