俺は人を愛したい【男主】 (ページ9)

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Fuchsia9 ページ9

『みんなはおはよー』

「おはよー！」

ほらね？みんなからやっぱり挨拶が返ってくるんだよ。やっぱり第一印象大切だよ。もし昨日俺が無愛想な奴だったら嫌われてたかもね。

柳「桜小路。悪いんだが、昼休みに屋上に来てくれるか。」

早速来たか。めんどくさいけどまぁいいや。
俺の計画が１つ狂ってしまったことがあるが、大丈夫だろう。

『おっけー！じゃあまた昼休みにぃ！』

これも１つの技だ。どこがって？また昼休みってとこだよ。こうすることで普通は話しかけてこないだろう。

「おはようさん」

げ。なんでこいつ来るんだよ。いつもサボってんだろ。永遠とサボっておけよ。
来てしまったなら仕方がない。今日は休めないな。

『おはよー！におーくん！』

「....おん。」

なんだ。なんだ。いまの微妙な空気感。
まさかこいつにばれたか？...
多分大丈夫だろう。

「これから数学をはじめる。起立、気をつけ、礼。」

窓から風が吹きAの髪が綺麗になびく。
でもその顔はとても酷く残酷。いや悲しい顔をしている。
綺麗な天使にはとても深い闇があるようだ。

「桜小路。この問題解けるか。」

『あっはい。』

これって大学生レベルじゃん。
まぁ昔あいつ...思い出すのやめよ。

「流石だな。合っている。」