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その後も喋り続ける場地くんに楽しそうに返すヤンキーくん
時々伺うように視線が私に寄越される
私は適当に相槌を打ちながら、聞き流していた
いやだって、話の内容興味ないし
しばらくして家の前に到着した
「あ、私ここだから、じゃーね」
軽く手を振って、家に入る
私が見えなくなるまで手を振っていた場地くん
そういうとこいいよね
良い彼氏になると思う
ちなみにヤンキーくんは頭を下げていた
ヤンキーの習慣はよく分からん
「あーーーー、おはよう？」
なぜか当たり前のように家の前にいる場地くんに声をかける
やっぱり毎日一緒に行く約束とかしたんかな
「おう、はよー」
朝から眩しい笑顔で出迎えられる
そして適当に話しながらダラダラ歩く
「今日の英語の宿題だるくなかった？」
「え、そんなんあったけ？」
「あらら、5限だから頑張って」
「うあーー」と頭を抱えて天を仰ぐ場地くんを、けらけら笑いながら、1限の国語の内容を思い出す
今日あたるんだよな、やだなあ
あの先生音読させるからめんどくさい
「なあ、だから今日行かねえ？」
「ん、？…あーーー、うん、おけおけ」
またやった
私が了承したのを嬉しそうにして、「楽しみだな！」と笑う場地くん
なにが？
分からないながらに、合わせるように頷く
聞いているところによると、多分新しくできたカフェらしい
そんなとこ誘われるとか、意外すぎる
カフェが新しく出来たことすら知らなかったんだけど私
続く (更新停止中)
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作者名：あゆみ | 作成日時：2021年9月14日 3時
