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場地くんを真ん中に、3人で帰宅する




平然とした顔をしているが普通に気まずい



よく分からないが、ヤンキーくんにやたらと不審な目で見られている



なんで



私なんにもしてなくない?



文句があるなら場地くんに言ってよ、私関係ない




できる限りそちらに目を向けないで、ヤンキーくんの視線を無視することに徹する




しかし空気を読めないのか読まないのか知らないが、場地くんはニコニコと楽しそうにしていた



私とヤンキーくんに話を振っては、さらに楽しそうだった



どんな神経してんだ




「千冬ぅ、今度お前もAに勉強教えてもらえよ」




「え、いや…はは、そーっすね」




嫌な顔すんなよ



安心して、私もお断りだから




「な、A!今度千冬にも教えてやってくれ」




「いやだけど」




「え」




「なんでだよ、教えんのうまいじゃん」




あまりにも予想外です、みたいな顔をされせるものだからこっちが驚く



なぜ教えると思うのか




「たとえ上手いとしても私が教える理由ないじゃん」




「俺のダチだから…?」




「それは理由じゃないかな」




別にヤンキーくんも教えて欲しいわけじゃなさそうだし、面倒なことは避けたい



場地くんに教えたのだって気まぐれなんだし




「すまん、千冬。Aは俺にしか教えてくれないんだってよぉ」




そんなことも言ってないけどね



是非とも言葉を捏造するのはやめていただきたい




「いや、全然、場地さんたちの邪魔をするわけにはいかないんで!」




「そ、そんなん気にすんなよ、なあ?」




「そーだね」




あたふたとするヤンキーくんとなんだか照れた様子の場地くん



同意を求められたが、ぼけっとしていたため適当に頷いておいた




早く家つかないかな

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作者名:あゆみ | 作成日時:2021年9月14日 3時

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