【ケンカ松】黒髪少女、情報屋。【おそ松さん】

黒髪少女、三男。 ページ26

カラ松に伝え、いよいよチョロ松の番になった。
この前、見たことがあるため欠点は絞っていた。
今回はより確実にアドバイスするためのものでもある。





まず、構えから違った。
上の二人より腰を落とし、重心も安定している。
動きやすい体勢なのは間違いない。






合図で開始なのだが、チョロ松は脚を狙っているらしく視線が下にある。
相手も気づいているのだろう脚に注意している。






すると突然相手にアッパーを食らわせた。
なるほど、視線はフェイクか。
アッパーはうまくいけば脳震盪を起こし気絶させることができる。






チ「…あ、まだ倒れてないや」







めんどくさそうにいうチョロ松。
一発で仕留める分にはいいかもしれないけど、あまり使いすぎると相手がなれちゃう場合もあるしそこは気を付けるべきか…







さっきのフェイクからして、頭脳は彼がずば抜けていると予想される。
頭脳なんてどうでもいいと思っている輩もいるが、馬鹿な奴ほど攻撃が単純化され敗れやすい。
彼はさらに冷静に分析できるようになってもらおう。






メモにつらつらと言葉を並べる。
ふと、思ったことがある。








　




　



　


　

トド松は一体どういう風に喧嘩するのだろう。






これはただの興味でもある。
あまりまじまじとトド松の喧嘩を見ていなかったが、あまり強そうでもなかった。
なのに、彼が怪我をしているところは目撃しない。
久々に口角が上がった。

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