〃／天馬司 ゲスト様リク ページ40
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「……すぅ………すぅ……」
私の膝に頭を乗せて規則正しい寝息を立てる男の子。というかこれはもう断言できる。司先輩だ。
目が覚めたらこの子が床に寝っ転がってたんだけど、硬い床に寝させるのは酷だと思ったので勝手に膝枕しました。反省はしているが後悔はしていない！
「…ん……、あれ、オレは…」
ぱちり、とグラデーションがかった瞳が開く。声たっか…いやめっちゃ高いってことじゃないんだけど子供らしくて可愛いというか…可愛い。
「…んん！？あ、あなたは…！？」
「あ、ごめんね。驚かせちゃった？」
「え……！あ……！そ、そんなことは…！」
なぜかしどろもどろになった彼は、ばっと起き上がり私に向き直る。
「こ、ここは、どこ、ですか！？」
「えっと、ここはね」
子供にも分かりやすいように噛み砕いて説明すると、それが功を奏したのか上手く伝わったようだった。
「オレは天馬司！みらいのスターになる男！です！」
「司くんならきっとなれるよ。私はAA」
「………！！！Aさん、オレと、オレと」
「うん？」
司くんが私の手をぎゅっと握る。
「けっこんしてください！！！！」
「いい…………！？いやよくないよくないよくない！！」
「ひとめぼれなんです…！オレにはAさんしかいない…！」
やばいどうしよう。こんなに小さい子の初恋…いや、司先輩だからそこら辺は色々ややこしいけど、奪っちゃった。全然私しかいないことないからな！？一ミリもないからな！？
「ぜったいにスターになってAさんに似合う男になります！だから、」
「違うの司くん。そういう問題じゃなくてね、えー……そう、私は司くんより先にお婆ちゃんになっちゃうから」
本当は司くんが司くんでいられるのはこの二十分間だからどう足掻いても無理という事実があることが一番の理由だけど、それをそのまま伝える訳にはいかない。
「Aさんならいくつになってもきれいです！」
「えっありがとう」
ほぼ突進するような勢いで司くんが私に抱き着いた。
「うえ…っ、おねがい、おねがいです…」
「な、泣かないで司くん」
司くんは私の服を力いっぱい握り締めて泣き出した。私いよいよクズかもしれん。応えられるなら応えたいけど障害が多すぎるんだよ。
よしよしと頭を撫でると、泣き疲れたのか彼は再び寝息を立て始めたのだった。
〜〜〜
「ん…A……ぐぅ」
実はDK司くんも一目惚れだったりします。カイト兄も書くのでご安心を…！
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雪那(プロフ) - 瑞志歩…推し同士や…殺してこないで (9月24日 7時) (
レス) @page7 id: fb86e70f16 (このIDを非表示/違反報告)
彩 - なんか何でかわかんないけど、このお話読んで感動しました。彰人の気持ちに共感して、夢主ちゃんと同じで苦しいよねって思った。頑張ってください。 (2023年3月4日 19時) (レス) @page16 id: 8f13239d35 (このIDを非表示/違反報告)
ちに - うーん、彰人神_:(´ཀ`」 ∠):ｸﾊﾟｯ。。。次、その…彰人がｺｸﾊｸ…的な？感じを作っていだ抱いて欲しいです…（語彙力よ） (2022年7月21日 21時) (レス) id: 3f030d2945 (このIDを非表示/違反報告)
妃花里(プロフ) - 神代類くんの絵凄く上手‼️ (2022年4月19日 16時) (レス) @page43 id: 5474e29992 (このIDを非表示/違反報告)
時間の止まったリス - ゑ…//KAITOくんのショタ？ がっ………尊死 (2022年2月8日 9時) (レス) id: d39a98933d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ほほほほ | 作成日時：2021年6月12日 10時
