ずっと繋いで／神代類 カリン様リク ページ37
※ヤンデレ彼氏
.
「A、おはよう」
いつの間にか眠ってしまっていたのだろう。目を覚ますと、聞き慣れた落ち着く声がした。
「る、い…？…………え、」
眠い目を擦るために手を動かそうとして、異変に気づく。思うように上がらない。冷たい物が当たっているのも分かった。
恐る恐る目を遣ると、私の手首には手錠のような物が着けられていた。
何これ。どういうこと？誰が、誰が着けたの？
…類？
「る、るい、ねえ、何これ？類がやったの？は、外してよ、」
彼に詰め寄ろうとするも、なぜか足はとても重かった。足取りが重かったのではなく、物理的に。
足首には、手首の物と似た足枷がはめられていた。
「何を言っているんだい？外す訳がないだろう」
「意味分かんないこと言わないで…！さっさと外してよ…！」
「…はあ」
頭が冴えてきて、段々と焦りと恐怖が滲み出る。なんで私が拘束…監 禁されているのか。それも、想い合っているはずの恋人に。
「僕はただ、Aとずっと二人で居たいだけなんだ」
「は……？」
「君が、君がどこかに行ってしまう気がしてならない。僕の前から、消えてしまう気がするんだ。…そんなこと、耐えられないに決まってる」
動けない私に近づいて、彼はそっと口付けを落とす。
「なら、僕が君を全て管理して…文字通り僕の物にすればいい。君はどこにも行かないし、ずっと、ずっと二人きりになれるじゃないか」
ぎゅう、と強く抱き締められた。
「な…に、言ってるの？怖い、怖いよ、類」
「A、好きだよ、愛してる」
「い、いやだ……やめて、離れてよ…！近づかないで！」
拒絶しようとしても、何もすることができなかった。今の類は、全然好きじゃない。ずっと好きだった気持ちはどこへ行ったのやら。彼に対する感情は、急速に冷たくなっていった。
「ふふ、そんなことを言ってはいけないよ」
ああでも、怯えている君も可愛いね、と彼はまた唇を重ねる。
「も、やだよぉ…お願い、お願いだから、やめて…っ」
「どうして泣くんだい？僕はAのことが好きで、Aも僕のことが好き。何も不都合なことはないじゃないか」
頭を優しく撫でられるが、こんな目に遭わされてもう類のことが好きだなんて言えなかった。
「A、ずっと一緒だからね」
恍惚とした表情で、彼は目を細めた。
〜〜〜
おわたんご
あくまで繋ぎ止めておきたいだけなんだ…
カリン様、リクエストありがとうございました！
二十分経たないと出られない部屋※特殊条件／東雲彰人 漆黒の猫耳パーカー後輩様リク→←濡らさないと出られない部屋／KAITO 蓮くん女だお！←様リク
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雪那(プロフ) - 瑞志歩…推し同士や…殺してこないで (9月24日 7時) (
レス) @page7 id: fb86e70f16 (このIDを非表示/違反報告)
彩 - なんか何でかわかんないけど、このお話読んで感動しました。彰人の気持ちに共感して、夢主ちゃんと同じで苦しいよねって思った。頑張ってください。 (2023年3月4日 19時) (レス) @page16 id: 8f13239d35 (このIDを非表示/違反報告)
ちに - うーん、彰人神_:(´ཀ`」 ∠):ｸﾊﾟｯ。。。次、その…彰人がｺｸﾊｸ…的な？感じを作っていだ抱いて欲しいです…（語彙力よ） (2022年7月21日 21時) (レス) id: 3f030d2945 (このIDを非表示/違反報告)
妃花里(プロフ) - 神代類くんの絵凄く上手‼️ (2022年4月19日 16時) (レス) @page43 id: 5474e29992 (このIDを非表示/違反報告)
時間の止まったリス - ゑ…//KAITOくんのショタ？ がっ………尊死 (2022年2月8日 9時) (レス) id: d39a98933d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ほほほほ | 作成日時：2021年6月12日 10時
