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目が潤んでいる。頬が紅潮している。僕だけを見つめている。ああ、可愛いね、Aくん。頬に手を添えてそっと口付けをすると、油断したのか舌がすんなりと入った。彼女は目を瞑って、僕によって与えられる快楽に体を震わせている。
「……っあ…っ」
柔らかい舌を甘く噛むと、予想外の刺激に声を漏らす彼女。声も反応も何もかもが愛おしすぎて、下瞼がきゅう、と上がった。
Aくんを、食べたい。
直接的な意味か、間接的な意味か。もちろん後者、とも言いきれなかった。もし彼女の白く柔らかな肌に歯を突き立てたら＿＿。痛みにもがき苦しみ、やめて、と乞い願う声が聞こえた気がした。赤い歯型が彼女を彩って……そんな姿も美しいんだろう、君は。
唇を離す。気づけば、体の熱は幾分かましになっていた。効果が切れたのだとすぐに分かる。そろ、と扉の方に目を向けると、隙間から光が差し込んでいた。
「先輩、もう、苦しくないですか」
そんな声が聞こえた。
冷静に考えると、僕のさっきの狂った思考は薬のせいではなかったのだ。その頃にはもう鍵は開いていただろうし、だとすれば、僕の中にはAくんへの歪み切った想いが潜んでいることになる。彼女を、食べたい？意味が分からない、そんなことが許されるとでも思っているのか？そんなことをして何になる。僕はAくんの涙なんて望んでいない。
自分自身が怖かった。このままでは、Aくんを本当に壊してしまうのではないか。
僕は、狂っているのではないか。
「＿＿先輩、類先輩」
「………っ」
一気に現実に引き戻される。見ると、心配そうな表情のAくんがいた。いや、彼女はずっとここから動いていなかったのだが、確かに彼女がここにいることに少しの安心感を覚える。
「鍵…開いてますよね、重いんで退いて下さい」
落ち着いたのだろう。Aくんはいつもの調子を取り戻していた。
「…ああ、すまないね。立てるかい？…んむっ」
「あの、一発殴っていいですか」
「え、……っが…」
頬を手で挟まれたかと思うと、思いっきり腹部を殴られる。…えぇ…？
「私、もうそんなに安くないんで！」
僕は狂っているのではないか、彼女を壊してしまうのではないか。そんな心配は、ドヤ顔可愛い、という感想に全て飲み込まれた。
うん、僕はAくんにベタ惚れなだけだ。
〜〜〜
「間接的に食べたい」
真顔で言わないで下さい神代さん。
リリィ様、リクエストありがとうございました！
胸を揉まれないと出られない部屋／天馬司 317(みいな)様リク→←時間経過しないと出られない部屋※特殊条件／神代類 リリィ様リク
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雪那(プロフ) - 瑞志歩…推し同士や…殺してこないで (9月24日 7時) (
レス) @page7 id: fb86e70f16 (このIDを非表示/違反報告)
彩 - なんか何でかわかんないけど、このお話読んで感動しました。彰人の気持ちに共感して、夢主ちゃんと同じで苦しいよねって思った。頑張ってください。 (2023年3月4日 19時) (レス) @page16 id: 8f13239d35 (このIDを非表示/違反報告)
ちに - うーん、彰人神_:(´ཀ`」 ∠):ｸﾊﾟｯ。。。次、その…彰人がｺｸﾊｸ…的な？感じを作っていだ抱いて欲しいです…（語彙力よ） (2022年7月21日 21時) (レス) id: 3f030d2945 (このIDを非表示/違反報告)
妃花里(プロフ) - 神代類くんの絵凄く上手‼️ (2022年4月19日 16時) (レス) @page43 id: 5474e29992 (このIDを非表示/違反報告)
時間の止まったリス - ゑ…//KAITOくんのショタ？ がっ………尊死 (2022年2月8日 9時) (レス) id: d39a98933d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ほほほほ | 作成日時：2021年6月12日 10時
