猫耳・尻尾を一分間触らないと出られない部屋／天馬司 炙りカルビ様リク ページ21
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「やったああああ！！！」
猫耳が生えてる司先輩を見るや否や、私は歓喜の声を上げた。私に生えてなくて、先輩に生えてる………見なくても分かる。お題は私が触ることだ。
「なぜオレが……うう」
「似合ってますよ先輩」
「連写するな！！！」
撮ったものは仕方ないので諦めて欲しい。
それはそうと、相手に猫耳が生えているということは、数少ない私の攻めだ。彼の腕を取り、とん、と壁に追い込む。…私の方が身長低いけど。
「は…A？ど、どうしたんだ」
「ふふふ…せーんぱい」
する、と尻尾に手を滑らせる。拒否権はない。今まで散々やられてきたんだよこっちは。
「…っん、ぁ…、やめろ、」
え、何今の色気のある声は？？？嘘、司先輩って可愛い枠じゃなかったの？
私が宇宙猫になっていると、顔を逸らしていた先輩がちら、とこちらを向いた。
「…いや、やめろとは言ったが…別に、ちょっとくらい、なら…」
この方が触りやすいか、と彼は顔を私に近づける。…これは、無自覚だ。
ふにふにと耳を摘むと、その度に先輩は「ひゃ」とか「んっ」だとかのなんかアウトそうな声を出す。やめろ、何かに目覚めそうだから。
…あれ、私って先輩をもふりたかったんじゃなかったっけ。今もふれるじゃん。
…やらねば。
不意に使命を思い出して、ぎゅっと先輩に抱き着いた。うん、何やってんだろ？
「！？！？A、まて、」
「あ〜〜先輩可愛いいい…！！耳ふにふにだぁ、尻尾ふさふさのするするだあ〜〜〜…ペットにしたいいい…」
「ぺ、ぺっと…！？」
発言が明らかに平仮名な先輩は可愛い。もうほんとぴゅあぴゅあぴゅあなんだから、
「ということは、同じベッドで寝てもぐぎゃっ」
「なんで？？ねえなんで？？司先輩って純粋無垢なんじゃないの？？」
「違う、誤解だ。そんないかがわしいことをしたい訳ではない。オレはただお前が落ち着いて眠れるのを願っているだけで、決して寝顔を眺めてこっそりキ…スしたいとかそんなのでは」
「本音なのか建前なのか分かんねえよ！！」
尻尾をぐ、と握り締めると、慌てて言い訳を始める彼。説得力があるのかないのか分からない。
その時、唐突に先輩の猫要素が消えた。尻尾にあった私の手は虚空を掴む。
「……え、おわり…？」
「そう…みたいだな」
突然、ぎゅっと抱き返された。
「…今なら、存分にもふっていいぞ」
〜〜〜
「…もふ」
つ、司くん…？
炙りカルビ様、リクエストありがとうございました！
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雪那(プロフ) - 瑞志歩…推し同士や…殺してこないで (9月24日 7時) (
レス) @page7 id: fb86e70f16 (このIDを非表示/違反報告)
彩 - なんか何でかわかんないけど、このお話読んで感動しました。彰人の気持ちに共感して、夢主ちゃんと同じで苦しいよねって思った。頑張ってください。 (2023年3月4日 19時) (レス) @page16 id: 8f13239d35 (このIDを非表示/違反報告)
ちに - うーん、彰人神_:(´ཀ`」 ∠):ｸﾊﾟｯ。。。次、その…彰人がｺｸﾊｸ…的な？感じを作っていだ抱いて欲しいです…（語彙力よ） (2022年7月21日 21時) (レス) id: 3f030d2945 (このIDを非表示/違反報告)
妃花里(プロフ) - 神代類くんの絵凄く上手‼️ (2022年4月19日 16時) (レス) @page43 id: 5474e29992 (このIDを非表示/違反報告)
時間の止まったリス - ゑ…//KAITOくんのショタ？ がっ………尊死 (2022年2月8日 9時) (レス) id: d39a98933d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ほほほほ | 作成日時：2021年6月12日 10時
