時間経過しないと出られない部屋※特殊条件／東雲彰人 ち ょ こ れ ぃ と様リク ページ11
※ネタではないけどお下ティックな表現
.
『時間経過しないと出られない部屋
彰人くんには、“あるお薬”を飲んでもらいました♡』
びり、とその紙を真っ二つに破く。
「…はあ、くっそ…ざけんじゃ、ねえよ…」
体の奥がずくずくと熱い。何が「♡」だよ、クソが。
多分、いや間違いなくこれまでで最悪の事態だ。
自分が今どんな状態かは何となく分かる。いわゆるビヤクみたいなもんを飲まされてそういう気分が高まっているんだろう。何より、熱を持った下半身がそれを物語っていた。
A、どこだ。
無意識に彼女を探し求める自分。バカ、耐えろよ。それだけはやっちゃいけねえだろ。まだ残っている理性で必死に制御するも、なぜかオレの体は床に横たわるAにおぼつかない足取りで近づいていく。
やばい、寝顔可愛い。崩したい。ぐちゃぐちゃにしたい。Aを、Aの全部をオレで満たしたい。
気づけば、オレはAに覆い被さっていた。
「……んえ、あきと…？」
「…っ！」
ふわふわとした声に、また体が熱くなる。
彼女の華奢な手首を床に押さえつけて、オレは荒く息を吐き出した。
「…っ逃げろ…」
「へ、？」
「このままだと、オレはお前に何するか分かんねえんだよ…っ！」
いくら呼び掛けても、Aは動こうとしない。いや、動けなかったのだ。
ああ、オレのバカ…！なんで離そうとしねえんだよ、本当に一線越えちまうだろ…！
「な…彰人、もしかして」
「……ああ、A、A、A……っ」
いよいよ我慢が効かなくなる体。
嫌だ、こんな形でこいつの初めてを奪いたくねえ…。もちろん他の奴にっていうのも嫌だが、Aを傷つけることが何よりも怖い。
オレだけが映っている瞳で、Aは真っ直ぐオレを見つめた。
「あ、きと、その…苦しい？」
「…めちゃくちゃ、」
「……な、ら」
嫌な予感がする。きっと、今のオレが一番求めている言葉だ。
「私…いいよ、彰人なら」
「は……、バカ、いい訳、ねえだろ…！」
「し、知らない人じゃないし」
最悪だ、最悪だ、最悪だ。こいつはどこまで自分を蔑ろにすれば気が済むんだ。
＿＿オレが、こいつの初めてに…特別に、なれるのか。愛してやる、とろとろに、どろどろになるまで愛してやる。
「……っ、んっ、」
相反する気持ちの中、貪るようにAに自分の唇を重ねた。
.
続！
えっちだ…()
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 572人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「短編集」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
雪那(プロフ) - 瑞志歩…推し同士や…殺してこないで (9月24日 7時) (
レス) @page7 id: fb86e70f16 (このIDを非表示/違反報告)
彩 - なんか何でかわかんないけど、このお話読んで感動しました。彰人の気持ちに共感して、夢主ちゃんと同じで苦しいよねって思った。頑張ってください。 (2023年3月4日 19時) (レス) @page16 id: 8f13239d35 (このIDを非表示/違反報告)
ちに - うーん、彰人神_:(´ཀ`」 ∠):ｸﾊﾟｯ。。。次、その…彰人がｺｸﾊｸ…的な？感じを作っていだ抱いて欲しいです…（語彙力よ） (2022年7月21日 21時) (レス) id: 3f030d2945 (このIDを非表示/違反報告)
妃花里(プロフ) - 神代類くんの絵凄く上手‼️ (2022年4月19日 16時) (レス) @page43 id: 5474e29992 (このIDを非表示/違反報告)
時間の止まったリス - ゑ…//KAITOくんのショタ？ がっ………尊死 (2022年2月8日 9時) (レス) id: d39a98933d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ほほほほ | 作成日時：2021年6月12日 10時
