15話 ページ17
「Aさんは、焦凍が好きなんですか？」
燈矢から発せられた言葉にAは微笑んで告げた。
「ええ、好きですよ？」
その言葉を聞いた瞬間、燈矢は固まり、さっきまで寝惚けていたはずの焦凍は完全に目を覚ました。
「ホント⁈Aさん！」
「はい、勿論。焦凍君は可愛い弟の様な感じです」
Aの発言に今度は焦凍が固まり、燈矢が顔を輝かせた。後ろの方では夏雄がずっこけ、冬美が目を点にして、冷は頬に手を当てながら「Aさんは天然なのね」と呟いている。
「じゃあ、Aさんにお願いがあるんですけど」
「お願い、ですか？」
「はい」
言葉の先を促すAに燈矢は今までにないくらいの素晴らしい笑顔で、
「僕が大きくなったら、僕のお嫁さんになって下さい」
爆弾を投下した。
「「え"っ‼」」
「おや…」
「あらあら…」
上から順に、夏雄と冬美・A・冷である。
各々が様々な反応をする中、
「絶対ダメ‼」
焦凍の盛大な拒絶の言葉が響いた。
その言葉を聞いた燈矢は、ムッとする。
「何で焦凍が言うの？」
「Aさんは僕のお嫁さんになるの！だから燈矢お兄ちゃんのお嫁さんにはなっちゃダメ！」
「焦凍じゃ無理だよ」
「そんなことないもん！」
焦凍の駄々に段々と燈矢の機嫌が悪くなっていく。
「でも、Aさん焦凍のこと弟みたいって言ってるよ」
「うっ…」
「弟としてしか見られてないなら結婚なんてできないよ」
焦凍の瞳に段々涙が溜まっていく。
何時もなら焦凍のことを助けてくれる冷は、先程からやけに饒舌な燈矢を見て驚いている。
夏雄と冬美も口をあんぐり開けて、「燈矢兄が…」だの「あんなに喋る燈矢兄さん始めて見た…」だの言っている。
一方、焦凍と燈矢に挟まれているAは苦笑しながら行く末を見守っていた。
(Aの奪い合いと言う名の第一次兄弟喧嘩勃発)
＿＿＿＿＿＿＿
早速燈矢君と焦凍君の夢主争奪戦が勃発しました！
長かった…燈矢君の話し方や一人称が分からないので、取り敢えず僕にしました！作者の妄想詰め込んでます！
燈矢君の髪色は本編では白ですが、エンデヴァーの発言から個性はエンデヴァーと同じ炎だと思うんです。なので、この作品での燈矢君の髪色は赤、瞳はエメラルドグリーンとさせて頂きます。
宜しくお願いします。
※作者は燈矢＝荼毘説を信じています！
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毎日ねむたい(プロフ) - Luneさん» ありがとうございます！そう言っていただけて嬉しいです！色々書きたいところが多すぎてどうしようか悩みながら四苦八苦しております…考えがまとまったらドンドン更新して行きますよ〜！ (2019年8月15日 15時) (
レス) id: ac0a9b6ee0 (このIDを非表示/違反報告)
Lune - 神々のお話って、新しくて新鮮味？があっていいですね！！次回も応援しておりますq(*･ω･*)pﾌｧｲﾄ! (2019年8月15日 14時) (レス) id: d540d46359 (このIDを非表示/違反報告)
Lune - 再びコメント失礼します！もう面白すぎて何度も読み返ししまくってますww私も、荼毘=燈矢説信じてます！！というか、この作品でその説が実現？されれば読者的には嬉しい展開...！！ 荼毘の登場楽しみにしてますw (2019年8月15日 13時) (レス) id: d540d46359 (このIDを非表示/違反報告)
毎日ねむたい(プロフ) - Luneさん» 感想とっても嬉しいです！有難うございます！中々更新されずにヤキモキされると思いますが気長に待っていただけると嬉しいです！これからも頑張ります！ (2019年7月21日 15時) (レス) id: ac0a9b6ee0 (このIDを非表示/違反報告)
Lune - こういうお話めっちゃ好きです(真顔)個性とかも面白いし、文章が読みやすいと思いました！更新、頑張ってください！！応援しています！ (2019年7月21日 14時) (レス) id: bd29cde023 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：毎日ねむたい | 作成日時：2019年3月19日 20時
