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Episode 7 ページ7

ガラッと扉が開く音がした。
その扉とは、もちろんエレベーター。

エレベーターからはここの様子は見えないので、
皆は、“お宝すごかったねー”と呑気にエレベーターから降りてきている。



「ちょ…と……!ど……いて……!」

“こんな体制、見られでもしたらヤバイよ…!”
そう言おうとすると、黒羽君は素直にどいてくれた。

私は直ぐ様立ち上がると、皆がいる方に向かう。

「あー!A、どこいってたのよ!?蘭が心配してたわよ!
 Aの様子がおかしいって」

それは、その時理由も言わずにコナン君を渡し、
どこかへいったからだろう。

「ごめん、園子。急用思い出しちゃって…」

「こ〜んな飛行船の中で?」

「あ、はは。そ、それより、蘭は?一緒じゃないの?」

「皆がいてよく見えなかったから、ゆっくり見てくるだとよ」

少々不機嫌になってしまった園子は更に不機嫌そうに言う。

「じゃあ、私も見てくるね」

さっきから身体中に突き刺さるコナン君の視線から逃げるべく、
スカイデッキを見てくるという口実を口にする。

「じゃあね、園子」

そういって、皆が降りてきたエレベーターに乗り込む。
すると、黒羽君が変装しているウェイターも乗り込んできた。

「……どういうつもり?」

「いや?Aが心配だから…」

「………大丈夫だよ」

「今の間はなんだ」

「…」

正直いうと、側にいてほしいよ?
でも、それが迷惑だって分かってるから、言わない。
黒羽君には中森さんの、工藤君には蘭の側にいないといけない。

私だけが我が儘言ってられない。

「工藤君だって、蘭が必要…」

思わず口にしてしまった言葉に驚いている黒羽君。

「まだくだらない事言ってんのかよ。そういえば、なんでここが危険な飛行船なんだ?」

「だから、私は…」


“このお話を、映画で見たから。”
そう言おうとした瞬間、エレベーターがスカイデッキについた。

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設定タグ:優梨 , 名探偵コナン , 映画沿い   
作品ジャンル:アニメ
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ユイ - コナンが一歩大人になったああぁぁぁぁぁぁ!! (2016年4月9日 19時) (レス) id: b9c2222c82 (このIDを非表示/違反報告)
哀音 - 面白いです!俺的には、公開中の異次元の狙撃手を見たら凄く面白い映画だったので異次元の方が見てみたいですね!無理は承知ですがよろしくおねがいします!!! (2014年5月9日 14時) (レス) id: 68ee5197a8 (このIDを非表示/違反報告)
AYA - ヤバイコナンくんカッコイイ! (2014年4月13日 22時) (レス) id: 16b0a7f314 (このIDを非表示/違反報告)
わをん - おうふ………///// (2014年2月9日 7時) (レス) id: 9b3db83585 (このIDを非表示/違反報告)
夜澪-yomi-(プロフ) - やばい面白すぎた (2014年2月5日 22時) (レス) id: f82773b48f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:優梨 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/q/lroiro  
作成日時:2013年7月9日 19時

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