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Episode 14 ページ14

「何でもありません。私の勘違いでした…すみません…じゃあ」

中森警部に黒羽君を差し出すのか不安だったが、
蘭がUFOの話を聞いて顔色を変えたのを見て安心した。

黒羽君と私の腕を掴んだ蘭は、エレベーターの方へと走り出す。

恐らく、戸惑っているのだろう。
自分の幼馴染みであり好意を寄せている相手が
しかも、名探偵が実は泥棒してました…なんて。
信じがたいことだろう。

証拠に捕んでいる腕に相当力を込めている。


エレベーターに乗り込み、下に降りた。
その間、蘭も、黒羽君も、勿論私も、一言も喋らず、
沈黙の場となってしまった。

重苦しい空気をどうにか耐え、エレベーターは
音を出して止まった。




降りて目の前にあった階段から降りようとした黒羽君は、
私達に一言、“じゃあな”と声を掛けて去っていった。
横から藤岡さんがきて、お辞儀を忘れずに…

「A…」

突然、私の名前が呼ばれた。
不安…だよね…。
自分の幼馴染みが、表では探偵。
裏では警察に追いかけられているんだから…。

けど、その不安を取り除けるのは私には出来ない。
たった一人の人物にしか…蘭を助けることが出来ないんだ。

「私、新一が怪盗だったなんて信じてないから」

強いもんね、蘭は…。
でも、弱味なんて別に見せてもいいんだよ?
我慢しなくて、いいんだよ?

それが言葉になれば、蘭の不安も少しは取り除けるのかな?

蘭がうつむいてしまい、話すことがなくなった私達に、
悪魔の手が忍び寄っていることは、
私にしか分からないだろう。

Episode 15→←Episode 13


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設定タグ:優梨 , 名探偵コナン , 映画沿い   
作品ジャンル:アニメ
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ユイ - コナンが一歩大人になったああぁぁぁぁぁぁ!! (2016年4月9日 19時) (レス) id: b9c2222c82 (このIDを非表示/違反報告)
哀音 - 面白いです!俺的には、公開中の異次元の狙撃手を見たら凄く面白い映画だったので異次元の方が見てみたいですね!無理は承知ですがよろしくおねがいします!!! (2014年5月9日 14時) (レス) id: 68ee5197a8 (このIDを非表示/違反報告)
AYA - ヤバイコナンくんカッコイイ! (2014年4月13日 22時) (レス) id: 16b0a7f314 (このIDを非表示/違反報告)
わをん - おうふ………///// (2014年2月9日 7時) (レス) id: 9b3db83585 (このIDを非表示/違反報告)
夜澪-yomi-(プロフ) - やばい面白すぎた (2014年2月5日 22時) (レス) id: f82773b48f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:優梨 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/q/lroiro  
作成日時:2013年7月9日 19時

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