血と森 (ページ6)

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ep.5 ページ6

"A"

Aこんばんは、先程はどうも。赤峰です。
大森こんばんは、先程振りです
ご飯の日程に着いてなんですが、〇月×日はどうでしょうか?
大丈夫ですよ、6時頃からでいいですかね?お店はこちらで予約しておきますね。
ありがとうございます、6時からで大丈夫ですよ。楽しみにしています。それでは、また。おやすみなさい。
はい、おやすみなさい。

ご飯の予定はあっさり決まった。
デュエットの話もその時に詳しく聞いてみることにした。

―――"大森"―――

ついさっき連絡先を交換したAさんから連絡が来た。

涼架)なになにー？Aちゃんから連絡でも来たー？
滉斗)あー、さっき連絡先交換してたよねー？

2人がニヤニヤしながらからかってくる。

大森)ご飯行くことになった。
涼架)やったじゃん！ずっと好きって言ってたよね？
滉斗)ね、めっちゃファンだったよね？

そう、実を言うと僕は赤峰Aの大ファンなのだ。

大森)うん、デュエットの依頼もしちゃった。曲はできてるから後は了承を貰うだけ。
滉斗)結構珍しいよね、元貴が曲出来てからオファーするのって。
涼架)そうだよね？いつもはデュエット決まってから曲つくってたもんね。
大森)ずっと前にAちゃんのこと見た時、勝手に出来てた。それも直ぐに。俺自身びっくりしたよ笑デュエット断られることだってあるかもなのに笑

滉斗)まぁ、ご飯行く時に色々話せばいいんじゃない？
大森)説得めっちゃ頑張るわ。

とは言ったものの、めっちゃ不安だったりする。
それに、はじめて生で見てめっちゃドキドキした。すっごい綺麗な人だった。でも、バンパイア種だからかとっても中性的な顔立ちだったし、考え込む横顔とかは儚くて消えてしまいそうな感じがした。
始祖型って言うと、めっちゃ驕り高ぶってそうだったけどそんなこと微塵もなくて業界で評判がいいのも納得だった。

大森)楽しみだなー

その日が待ち遠しい。