百鬼夜行-4 ページ29
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ガチャ
『ただいま!』
甚爾「おーA、今日の学校どーだった」
『今日ね、体育でテニスしたんだけどね!真希のボールが憂太に当たって_____』
甚爾「はっ、体育の話はいいけどよォ、もうすぐ中間だろ。ちゃんと勉強してんのか?」
『もう……してるよ!でも悟先生の授業進まないから結局伊地知先生が_________』
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
『……んぅ、』
?
……あれ、ここは?
あたし、たしか、とーじさんと、
家入「あ、起きた?」
『ぁ、硝子さん……』
家入「アンタ、今日の呪霊と日頃の疲労とで突然ぶっ倒れたんだよ。」
そっか、夢か。
百鬼夜行…きっと今頃会議してるはず、
『……ありがとうございます、じゃあ私、行きますね』
家入「待ちな。アンタまだ回復してないでしょ、会議も今頃終わってる。
どんな術式だって万能じゃないんだ、寧ろ呪力の操作なんて反転術式より高度な術式…あんだけの任務量でよく今までぶっ倒れなかったな。」
『私に出来ることなんて、これくらいですから。今動かないと』
家入「……いや、実は休ませろと五条から言われててな…………これ以上冬水に負担をかけさせたくない。五条なら尚更、そう思ってんだろ」
……今回の件で、昔のことを思い出したんだろう。
嗚呼、さっきの夢…続きが見たいな。
もう1回寝たら、とーじさんに会えるかな。
『……じゃぁ、お言葉に甘えさせていただきます』
あの夢が実際起こることはないなんて知ってる。
でも今は、とーじさんで満ちていたい。
ガララッ
家入「冬水、寝たよ。」
五条「嗚呼」
家入「……じゃあ、私は一旦抜けるわ」
五条「…A、いつもお前にばかり無理させてごめん。」
何も分かっていなかった。
呪操術という術式。
使い勝手が良く、便利な術式。
だが、実際操るためには本人の呪力を相当消費する。
たとえ相手の呪力量を0にするとしても頭を使うだろう。
頭では分かっていた、Aにも限界があると。
だが、Aの呪力量と術師的センスに安心しきっていた。
五条「……僕は、お前も失いたくないよ。」
百鬼夜行にAは参加させない。
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てん(プロフ) - すけさん» コメントありがとうございます!!とても素敵な感想を頂いて思わずスクショしてしまいました…今後も期待に応えられるよう頑張りますので引き続き読んでいただけたら幸いです!! (12月22日 14時) (レス) id: aa0c81460a (このIDを非表示/違反報告)
すけ - 初めまして!普段コメントしないのですが主様の描くストーリがあまりにも素敵すぎて…というか文才能力が天才すぎるというか、毎話楽しませて頂いております!そしてイラストも凄く好みでお上手ですのでこれからも楽しみにしてます! (12月21日 22時) (レス) id: 6140921743 (このIDを非表示/違反報告)
てん(プロフ) - 星雀さん» ありがとうございます(><)本当に自信が無いので褒めて頂いて嬉しいです…もっと練習します💪🏻 (11月14日 23時) (レス) id: aa0c81460a (このIDを非表示/違反報告)
星雀(プロフ) - 絵めっちゃ上手ですよー!自信持ってください! (11月7日 21時) (レス) @page47 id: cb3ce32ba5 (このIDを非表示/違反報告)
てん(プロフ) - らびおりさん» わー!!コメントありがとうございます🤍他の誰でもない呪言師の棘くんだからこそ、よりもどかしさを感じていただけたと思います…徐々に恋愛要素も入れこみますので今後もドキドキしてもらえたら嬉しいです! (10月28日 3時) (レス) @page18 id: 921adc206a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:てん | 作成日時:2023年10月19日 4時