思い出と好奇心【呪術廻戦】

呪いの子-1 ページ2

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今日は転校生が来るらしい。
学生時代特に楽しい思い出もなかった私は、昨夜から少しわくわくしていた。




朝起きて、顔を洗うために洗面所に行く。


入学前に染めた、まだ慣れていない黒髪を見ては少し嬉しくなる。


どんなに面倒くさい朝でも、私はツインテールで結ぶの。


















…登校前に先生に呼び出されてたんだ。
このビッグイベントの為に今日の任務を昨日一緒に終わらせたこともあって正直寝不足だし、身体もだるい。



少し遅れちゃうかな？


まぁでも、2,3分遅れるくらいが丁度いいんだよね、あの人。





『急に呼び出してどうしたの、悟さん。』


五「…昨日もお疲れ様。ごめんねー急に呼び出して！」


相変わらず能天気そうな声色。
目隠しも先生になってから包帯に変えて、、、その歳でソレは恥ずかしいと思う。
今年の誕生日にちゃんとした目隠し買ってあげよう。




『今日は転校生来るんでしょ？今日という日の為に頑張ってきたんだから、遅らせないでね？』


五「そうそう、その転校生の事で少し頼みたい事があってね。」


…頼みたい事？



五「彼、呪われてるんだよね。」


『…え、呪われてる子が転校生なの？高専って呪いを祓うところだよね？どういうこと？』


五「まあまあ落ち着いて！好奇心が強すぎるのはAの悪いクセだよ。」


『ゔ…というか、頼み事ってその子を呪ってる呪霊を祓えってこと？そんな事なら悟さんでも出来るじゃない。』



五「それが色々あってね、''出自不明''なんだよ。Aには祓ってもらうんじゃなくて、祓えるかどうかの確認をして欲しい。現に2級術師が3人、1級術師が1人返り討ちにあってるんだよねー」



『うわー…それ絶対特級じゃん、、、』



聞いた感じ怨霊の類かな、わからないってことは祓ったとしても何かしらに影響がある可能性があるから敢えて祓わないのか。



五「着いた、この中にいるよ。」




げ、転校生、あの御札だらけの部屋にいるの……

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