玉折-1 ページ18
Aside
あれから1年が経った、2007年8月。そして9月。
あたしの中で止まっていた歯車が、また動き出す。
その日の放課後、いつものように公園に向かっていた。
(あれは…高専の制服。)
とーじさんの事が少しでも知れたらと思い、声をかけた。
『おにーさん、ふらついてますけど…大丈夫ですか?』
「っ……嗚呼、大丈夫だ。心配をかけてすまなかったね。」
痩せている、というより痩せこけている。
クマもすごいしなにより、、、変な前髪。
変な前髪…………五条悟の友達、夏油傑!
夏「君、毎日この裏道を通っているのかい?」
『そうですけど…?』
夏「そうか…」
え、なに?あたしなにか間違えた?
悪いことでもしちゃってた?
夏「…(ここ数年、この裏道には準1級程度の呪霊が1体目撃されていた、今回私はソレを祓ったが、なぜ今までこの子は襲われていない?それに特殊な髪色、まさか___________)
君、''見える''のかい?」
…しまった、忘れていた。
確かこの裏道には呪霊がいた。
でも、あたしに近付こうとしないし、害はないから放っておいたんだ、だからきっと弱い呪霊、なんだとおもう。
『……見えてます、でも、こっちにこないから、大丈夫かなって思って…?』
やばい、間違えちゃったかな、なんて言ったらいいんだろう〜!
あたしに近付かないです!たぶん他の呪霊消したことを知っているので!とは言えないし、野放しにしてすみません!只今祓います!とも言えない!
…こういう時、とーじさんならどうする?
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てん(プロフ) - 大丈夫そうですか、?さん» 注意喚起ありがとうございます。以後気をつけたいと思います。 (1月11日 22時) (レス) id: aa0c81460a (このIDを非表示/違反報告)
大丈夫そうですか、? - https://uranai.nosv.org/help/2014/02/post_165.html (1月11日 22時) (レス) @page26 id: fcb2a9aafc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:てん | 作成日時:2023年10月11日 4時