52.そういえば ページ3
幸村side
佐「友達は、会ったら挨拶するものよ」
貴「おはよう、陽毬さん」
どこかぎこちないが、しかしちゃんとコミュニケーションをとっている彼女達に、周囲は信じられないといった視線を向けている。
実際、俺もそうだ。
__何でまた、いつの間にそんなわけの分からない関係に。
お昼の時にでも聞いてみようか。
そうそう、それともう1つ__
秋月さんに彼氏はいるのかいないのか。
何の気なしに言ってみた質問だったけど、まさかのリアクションが返ってきて驚いてしまった。
ちょっとだけ、気になるかな。
そしてお昼休み。
幸「あ__、あき」
「秋月さん、ちょっといいですか」
俺の言葉を遮って秋月さんに声を掛けたのは、少し照れたように話し掛ける見知らぬ男子。
貴「はい。何でしょう」
幸「……」
「お話したいことがあるんです。ここではちょっとアレなので、できれば違うところで話しましょう」
貴「……分かりました。……幸村君。そんな感じなので、先に行っててね」
幸「え?……分かった」
俺がいたの、気付いてたんだ。
スタスタと、表情を特に変えることもなくスタスタと歩いて行く秋月さんを見て、俺は思った。
幸「そういえば秋月さん、可愛かったんだね」
昼食に手をつけながらそう呟いた俺を見て、皆は不思議そうな顔をした。
柳「いきなりだな精市。何かあったか?……今この場に秋月がいないことと、関係があるな」
幸「いや、男子に「話がある」って呼ばれて、行っちゃって。多分告白」
丸「結構モテるらしいぜ、秋月。あの容姿だからな」
切「先輩って本当に綺麗ッスから。俺等1年の会話にもよく出てきますもん!学年問わず人気あるらしいッスよ!」
うーん……このメンバーが基本的に顔が整ってるから、秋月さんもその一部になってた。
仁「何度か告白されとんのを見たことがあるぜよ」
真「ふむ。何とどう応えるのだろうな、あの秋月は」
「「「……」」」
気になるよな、皆。
そういえば朝一緒にいた人についても詳しく聞いてないし。
何だかはぐらかされたような気がするんだよなあ。
貴「あれー?皆、何どうしたの、そんな静まっちゃって」
そしてこういうタイミングで、来るのが秋月さんだ。
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美沙希(プロフ) - ノエルさん» 3、4話書いたらパスワードは解除する予定です。それまでどうか待っててください。長文失礼しました。 (2015年8月3日 21時) (レス) id: 7832578248 (このIDを非表示/違反報告)
美沙希(プロフ) - ノエルさん» 初めまして、コメントありがとうございます。財前君の小説についてですが、私のミスでもう一度書くことになりまして、大まかな設定は変わりませんが、行動や話の展開などは変わるかもしれないです。一度読んでくださったノエルさんには申し訳ない限りです。 (2015年8月3日 21時) (レス) id: 7832578248 (このIDを非表示/違反報告)
ノエル(プロフ) - はじめまして!いつも楽しみに見させてもらってます♪特に赤司様の作品がお気に入りです!!これからも頑張ってください!あと、財前君の作品のパスワードを教えてください!! (2015年7月29日 21時) (レス) id: 00d2d4474f (このIDを非表示/違反報告)
美沙希(プロフ) - 苺さん» そうですね、ここは感想を書く場ですし。私も作品の感想を言ってもらえるのが一番嬉しいです。これからも応援、宜しくお願いします。 (2015年5月2日 22時) (レス) id: 8fd5e0cc9a (このIDを非表示/違反報告)
苺(プロフ) - 美沙希さん» 私は見習われるほどではありませんよ(苦笑)コメントはこれで終わりにします(´・∀・`)チャットに思われたらお互い大変ですので;;;;コメは時々します!!コメを私がしてなくても更新を楽しみに見ていますので(苦笑)美沙希さん、頑張ってください(^^) (2015年5月2日 22時) (レス) id: b02872e17a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:美沙希 | 作成日時:2014年10月27日 22時