13話 怖いわー ページ14
真「迎えに来るそうだ」
携帯を閉じ、真田さんは私に向かってそう言った。
貴「え？白石さんが？」
真「だと言っていた」
貴「親御さんは？」
真「わからんが」
貴「……そっか」
私は考えることをやめた。
じゃなくて。
貴「今日中ですか」
真「明日になるから、預かってほしいと言っていたな」
貴「じゃあうちで預かる絶対うち」
桃「お前と一緒とか金太郎危険すぎだろ」
貴「黙れ桃。お前に意見とか求めてねえ」
桃「なんだとてめえ」
貴「あ？やんのか？」
桃が胸ぐらをつかんできたので私もつかみ返す。
しばらくにらみ合いが続き、さあ始めようかと思った矢先。
真「やめんか馬鹿者！公衆の面前で！」
真田さんの怒声が飛んできた。
海「ったく、少しくらい学習しろ」
貴「お前にだけは言われたくねえんだよ」
海「あん？」
貴「ああ？」
今度は海堂とのにらみ合い。
それすらも真田さんに怒鳴られた。
貴「ったく仕方ないな。金ちゃん。明日になったら白石さんが迎えに来るらしいから、今日はうちに泊まりね。私の部屋で一緒に寝ようじゃないか」
私は腕の中にいる金ちゃんに向かってそう伝える。
金「ええの？」
貴「金ちゃんならウェルカムだよっ!!!」
そう言って金ちゃんを強く抱きしめると、金ちゃんが笑いながら「苦しいわ！」と私に抱き付く。
かわいいかわいい。金ちゃんマジかわ。
向「あいつ変態度加速してねーか」
宍「激ダサだぜ」
忍「あそこまでいくとある意味感心するわ」
丸「いや感心すんなよ」
菊「もう慣れたにゃ〜」
ジャ「慣れって怖え」
生「私は慣れよりもAさんのほうが怖いのですが」
仁「それは全員同じじゃき」
跡「末恐ろしい奴だな」
なんか悪口が聞こえる気にしない。
幸「フフフッ」
不「フフフフッ」
いやいや皆さん見て。
あそこにもっと怖いのいるから。
2人で何か笑いあってるのがいるから。っていうか魔王コンビ。
幸不「誰が何？」
貴「なんでもありませんすんませんしたあ!!!!」
見事なスライディング土下座も決まり、私は若干の精神的何かが減ったのを感じながら道場へ戻ろうと金ちゃんに声をかけた時だった。
「A――――――――!!!!!!!!」
害虫の声がした。
いや、害虫の声なんか聞こえないか。
まだゴキブリの方が可愛いし。
「Aまさかの無視!?」
貴「私は虫じゃない。虫はお前だ」
目の前に現れた兄貴、由良は芝居ががった声で「ひどい！」と声を荒げた。
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葉奈(プロフ) - そうですww作者がにこにー推しですww (2015年5月17日 19時) (
レス) id: b46f08eacb (このIDを非表示/違反報告)
ユール - えーと…にこにー？ (2015年5月15日 18時) (レス) id: 63bdae9473 (このIDを非表示/違反報告)
葉奈(プロフ) - ありがとうございます！がんばって更新しますのでよろしくお願いします！！ (2014年11月30日 18時) (レス) id: 884e662617 (このIDを非表示/違反報告)
ｙｕｎｙｕｎ - 合格、おめでとうございます。本当に良かったですね。更新、楽しみにしてますね。 (2014年11月30日 15時) (レス) id: 329a32a11c (このIDを非表示/違反報告)
葉奈(プロフ) - 雪代さん» ありがとうございます！！！ 頑張りますのでよろしくお願いします！ (2014年11月10日 22時) (レス) id: 884e662617 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：葉奈 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/hana1/
作成日時：2013年10月27日 21時
