手に入れたいのは、君なんだ。(tkxin) =おまけ=

＝おぅじさま・５＝ ページ27

「オレは王子って柄でもねぇけど。
　そんな感じだ。な、侑李。」


「わぁぁ〜。。すごぉーぃぃ。
　ほんものぉぉ〜〜。しつじさーん♪」


侑李はキラキラお目目で

目黒を見つめ、きゃぴきゃぴ。

なんかちょっと、モヤッとヤキモチ。

だかしかし、、。

「つーか、マジさ。
　可愛いな、お前・・」


「ん〜、なぁに、大貴くん。」


「いや、何でもねぇ。
　と、んでオレの執事の目黒で。
　で、目黒。この子は侑李。」


「はじめまして、侑李様
　私、目黒と申します。」


スラリとした背筋を曲げお辞儀する

紳士な目黒に、もぢもぢ侑李。


「ん、、んっと。。んっと、
　はぢめまして、、侑李ですぅ・・」


「ふふふ。可愛らしいお友達ですね
　ねぇ、坊ちゃ＿＿」


「おい、目黒っ。だ・い・きっ！」


「ふふふ、大貴さん。」


「な。侑李、可愛いだろ。
　んっでさ、侑李を家まで
　送ってやってほしいんだよ。」


「ええ、構いませんが。
　どうされました？具合でも..？」


「いや、違うんだ。
　侑李さ、変な奴らに狙われてんだよ。
　キモイ野郎にさ。」


「ああ、それは危険ですね。
　では行きましょうか。
　遅くなるとご家族の方が
　心配されますし。」


「おお、そうだな目黒。
　＿＿じゃあ行こうぜ、侑李。」


「ん。ありがと、大貴くん。」


「いーってことよっ。」


＿＿＿＿＿＿＿

＿＿＿



侑李に住所を聞き、カーナビ案内で

侑李を家まで送り届ける。



『目的地付近です』のナビの声に

侑李が、車窓から指をさし

「あ、そこー。
　公園のまえんとこー。」


「おー、着いた着いた。
　・・えーっと、あそこ？」


「ん。そぅよ〜侑李んちね
　クリーニング屋さん〜♪」


ゆっくり停まったクリーニング屋の前で

車の中から店の中を覗き込み

「ほ〜〜、侑李はクリーニング屋の息子か。
　へぇ〜。」


「ん。そぅ〜♪
　ぴかぴか、ぴんぴん、つるつるの
　いのークリーニングぅ〜♪」


ニコニコ歌う侑李に、キュンっ♡

「ほぉ〜可愛いクリーニング屋だなぁ。
　つーか、将来継ぐのか、侑李は。」


「あ、んっとー。どぅかなぁ〜・・
　んー、にぃにはね、スーツ着て
　パリッと、さらりーまんになるの。」


「へぇー、侑李は兄ちゃん居んだな。」


「そぅ。こうこうせーのにぃにと〜♪」


「とー？ああ、もう一人居るんだな
　兄弟。三兄弟か。侑李は末っ子だろ。」


「ん。そうよー。
　あのね絵本つくるしとなのよ〜。」

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