手に入れたいのは、君なんだ。(tkxin) =おまけ=

＝おぅじさま・４＝ ページ26

「あのね、んっと。。
　図書委員でね、おそくなっちゃぅの。」


「ほー・・そっか、そう言う事か。
　ん〜〜〜。。よし、分かったっ。」


「わかった・・？」


「おお。とにかく、来週の水曜日
　オレが送ってやる。その後の事は
　追々、考えるとして。とにかくだっ
　来週は一緒に帰ってやるからさ
　な、そーしろよ。」


「えっと、、でも。。
　めぃわくかけちゃぅし。。」


「いーいー。心配すんな。
　これも乗り掛かった船だし
　縁だぜっ。な、オレにまかせとけっ！」


「んと。。ぅん、ありがと
　大貴くん。」


「いーって事よ！
　じゃ、行くか。」


「。。どこに？」


「だから、侑李の家だって。
　ほら、送ってやんから。」


「えーぃぃよぉ。わるぃもんー。
　今日はもぅだいじょぶー。」


「大丈夫じゃねぇーって。危ねぇからっ。
　あ。じゃーパッと送ってやるからさ
　な？」


「ぱっと・・？」


「おお。パッとっ！
　ちょい待てよ。今電話すんから。」


「ぉでんわ..？？」


「お〜よ。
　文明の利器、使ってさ。」


「ぶんめぃの、、りきぃ？？」


オレはオレンジ色のスマートなフォンを

ぺぺイっと操作し、電話を掛ける。

「＿＿お〜しもしも。オレオレ、大貴。
　ああ、そうなんだ。今スーパーの前
　おお。平成スーパーな。おお、分かった
　頼むな。」



＿＿＿＿＿

＿＿


侑李とベンチに座り待ってると

電話して２分足らずで

バッビューンっと黒塗りのデケェ車が

不釣り合いなスーパー前の駐車場に止まった。

運転席から慌ただし気に降りた

黒いスーツのスラッとイケメンが

オレに向かって走ってくる。



「もぉ〜〜坊ちゃんっっ！！
　どこに行ってたんですか？！
　まったく〜〜っっ。」


「お〜目黒。ワリーワリー。
　ちょい街の平和をな。つーか
　坊ちゃんって呼ぶなって。」


「もぉ〜ほんっとーに困りますよ
　坊ちゃんっっ！」


「おいおい、だから〜。」


オレと目黒のやり取りを

ポカンと見てる侑李に

「あ。そっか、侑李に紹介するな。
　この人はな、オレの爺みてーなもんで。」


「じぃ？..じぃじ？？わかーぃぃ。」


「いやいや、ちっげーって。
　あ〜、、何ていうかな・・
　あ、そっか、執事。執事だよ。」


「あ。。しつじさん？えっとー
　おぅじさまのおとなりにいるぅ？」


「そうそう、それそれ。って＿＿
　オレは王子って柄でもねぇけど。
　そんな感じだ。」

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