手に入れたいのは、君なんだ。(tkxin) =おまけ=

＝涼介さん・２＝ ページ12

「ちがうの＿＿」


そう言って、意を決したように

俺を見上げる涼介さんに・・

何だか俺の、いじめっ子ゴコロが

ムクムクと。。



言いにくそうな事、恥じらう姿、

もっと言わせたくて

もっと恥じらって欲しくて＿＿

何とも、意地悪な俺だ。

「＿＿何、涼介さん。
　違うって、何が違うの？」


「その。。えっと＿＿だからっ＿」


「ハッキリ言ってくれないと
　分からないよ、涼介さん。
　高木さんでも無くて、
　薮さんでもないんでしょ？
　じゃあ何で、ここに来たの？」


「んっと、、だから＿＿
　その、、く、くち。。」


「くち？＿＿ああ、唇？」


「ん。そぅ、、ゆ、ゆぅとくん
　僕のくちに、ぁ。あじみ＿＿」


「味見＿＿テイスティングね。
　あ、そっか。ごめんね涼介さん。
　嫌だったんだね。
　じゃあ、もうしないよ。」


「ち、、ちが…くて・・」


「ふふふふ＿＿。」


「あ、あの＿＿その。。
　ゆぅとくんが、ぁじみしたから
　ほんとぅに、食べにくるのか
　..きになって＿＿」


「わ〜涼介さん。
　俺の事、気になってくれたんだ？」


「...ん。」


「＿＿嬉しいなぁ。人見知りさんなのに
　俺に慣れてくれたの？こんなに早く
　慣れてくれて、嬉しいよ俺。」


「ぁ、、あの＿＿ひとみしりはっ。。」


「ん？」


「人見知りっていぅか・・
　その、恥ずかしくって、ぼく。。」


「そっか〜、恥ずかしかったんだ。
　照れて、ドキドキしてたんだね。
　嬉しいなぁ〜。」


「うれしぃ・・？」


「うんっ。
　涼介さんが俺に対して、
　ドキドキして、
　恥ずかしかったんでしょ？
　嬉しいよ。」


「で、、でもっ、、
　ぼく、男だし＿＿」


「関係ないよー。」


「それに、、２６さぃだし。。」


「関係ない、関係ない。
　それに見えないよ、２６に。
　とっても可愛いもんね。」


「むっ。。
　そ、そんな事なぃしっ。
　そ、それに、かわぃぃって、、
　もぉっ。。」


「ふふふ＿＿俺には、涼介さんが
　可憐で乙女なお姫様に見えるけど。」


「お。。おひ、め＿＿
　そ、そんな、ぼ、僕は、、
　わ。私は、教育係ですっ。。」


「いえいえ、違いますよ。
　俺にとっては、お姫様です。」


「ひょわっっ。。」


「涼介さん、かっわい〜〜。」


「ぁあ、、また、かわぃぃって、、」


「ふふふ。う〜ん、そうだな
　..おとぎ話風に言うとさ。」


「おとぎばなし。。」

「うん。俺が王子で＿＿
　高木さんが隣国の王子。」
　

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