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「ようやく最終選別か…」
長かったようであっという間だった気がする。
私を拾ってくれた恩師には感謝しかない。
これで私も鬼殺隊の仲間入り━━━━━
恩師「気が早いわよ」
ぺしっと軽く頭を叩きながらそう言ったのは、
私の恩師。
「…毎回私の心を読むの辞めてください」
恩師「いいじゃない、減るもんじゃないし」
「それでもなんか嫌です!」
恩師「はいはい、わかったわよ」
最終選別。
7日間生き残り藤の花が咲く頂上まで達しないといけない。
もちろん、その間鬼を狩らなければならない。
生死の境を、私はこれから駆けようとしている。
恩師「……死ぬんじゃないよ」
寂しそうな目で私に訴える姿に心が揺れる。
今まで何人ものお弟子さんを亡 くしてきてる師にとって、
この最終選別は息苦しいものだろう。
でも大丈夫。
私はあなたの弟子ですから。
「死にませんよ、絶対。また生きてここに戻りますから。夕飯豪華にしておいてください」
そう言って、私は藤襲山へと足を進めた。
恩師「…バカね、まったく」
恩師の言葉をあとに。
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作者名:みやび | 作成日時:2020年4月5日 22時