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15. ページ16
夕陽side
この屋敷に入ってからしばらく経ったが、
鼓の鬼はあれ以降出会していない。
「ん…?色が見える…」
その色を辿ると、そこには鼓の鬼とは違う別の鬼が立っていた。
デカくて、ふてぶてしい。
?「猪突猛進、猪突猛進ー!」
どこからともなくイノシシの皮を被った男が飛び出してきた。
?「見つけたぜ…鬼!」
私が先に見つけた獲物なのに
私には目もくれず、鬼の頸を狙っている。
「その鬼、私の」
そう言って、容赦なく鬼の頸に刃を振るった。
?「あー!!お前!何すんだ!!」
「私が先に見つけたって言ったじゃない」
?「俺が先に見つけた!」
猪男をガン無視して私は柿色の着物を着た少年のもとへ向かうことにした。
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作者名:みやび | 作成日時:2020年4月5日 22時