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14. ページ15

て「お兄ちゃん…!」





『てる子…!…その人は?』




炭「俺は竈門炭治郎!悪い鬼を倒しに来た。さぁ、傷を見せてごらん?よく1人で頑張ったな」




そういうと、少年はボロボロ涙を零した。




それから経緯を教えて貰った。




鼓は、鼓の鬼と別の鬼が争っている際に




別の鬼によって落とされたものだったらしい。




それを拾って叩いたところ、部屋が変わって




今まで逃れられてきたらしい。




『そういえば、さっきお姉さんが来て…』




炭「お姉さん…?」




『はい、そのお姉さんも鬼を倒しに来たって…』




てる子も同じようなことを言っていた。




一体誰なんだ…?




っ…!?




あの鼓の鬼の匂いだ…!




もう少しでここに来る…っ





炭「俺はこの部屋を出る」




「「えっ…!?」」




炭「大丈夫。俺がこの部屋を出た瞬間鼓を叩いて移動しろ。誰かが戸を開けようとしたり物音がしたら、間髪入れずに叩くんだ」




もう少しの辛抱だから




炭「てる子、お兄ちゃんはとても疲れているから、てる子が助けるんだぞ?もう少しだけ頑張れるか?」




「「うん…っ!」」




炭「偉い!…強いな」




後ろを振り向けば、そーっとこちらに顔を出した鼓の鬼が居た。





炭「……叩け!」

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設定タグ:鬼滅の刃 , 竈門炭治郎   
作品ジャンル:アニメ
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作者名:みやび | 作成日時:2020年4月5日 22時

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