いかないで【竈門炭治郎】 (ページ14)

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ポンッ

容赦なく鼓の音が鳴る。

？｢ははは！部屋が回る…おもしれぇ！｣

て｢うぅっ…｣

炭｢何するんだ！｣

ソイツの足を掴み、投げ飛ばす。

炭｢こんな小さな子を踏みつけにして、何考えてるんだ！｣

？｢人間に投げ飛ばされるなんざ、久しぶりだぜ…ぎゃははは！｣

なんなんだ…！？こいつ、鬼殺隊じゃないのか…？

炭｢やめるんだ！そこに鬼がいるんだぞ！｣

？｢知るかァ！｣

ポンッポンッ

次々と鳴る音と同時に

部屋は回転し続け、

炭｢…ぅわっ、？！｣

爪痕のような攻撃が飛んでくる。

ポンッ

また部屋が変わった…！

でも、どういうことだ…？

あの鬼は鼓を叩いていない。

…とにかく先に進もう。

扉を開けると、そこには無残に喰い散らかされた人がいた。

また、犠牲になった人がいた。

炭｢大丈夫、鬼はいないよ。…さ、振り返らず真っ直ぐ進むんだ｣

しばらく進むと、嗅いだことのない血の匂いがした。

その扉を勢いよく開くと、

柿色の着物を着た少年が居た。