母からの愛3 ページ29
Aside
葉山に先に荷物を運んでもらって、
私はしばらくの間1人部屋に残った。
この部屋は思い出がある。
楽しい思い出よりも辛い思い出のほうが多かったけれど、
それでも8年以上過ごした場所だから。
がらんとした部屋の中を1周してみる。
もうこの部屋に入ることはないだろうな。
A「よし…」
小さく呟いて思いっきり息を吸い込んでから、
私は何も無くなった自分の部屋を出た。
．
宝生家はかなり大きい。
広すぎる敷地にたくさんの建物が建っている。
家族用や一人用のマンション、パーティーが開かれる大広間、
宝生のブランドを作ってる会社…
たぶん何十回と歩き回らないと覚えられないくらい広い。
私はゆっくり歩きながら、葉山が待つ駐車場に向かった。
常に後ろに使用人を付けて歩く人もいるけど、
私はそうでもなかった。
ここはたくさんの使用人や警備員がいるからね、安全なんだ。
・・・だから油断しちゃったかな…
ドンッ！
身体に強い衝撃があって、
気が付いたら地面に倒れていた。
「まぁ、不用心ね。葉山が一緒ならこんなこと起こらなかったのに。」
頭の上から響くのは、見なくてもわかる。
お母様の声…
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ナナハ(プロフ) - さん» ありがとうございます。☺️ (2022年4月4日 11時) (
レス) id: e700f054fe (このIDを非表示/違反報告)
- 好き！ (2022年4月4日 11時) (レス) id: 1658b9265a (このIDを非表示/違反報告)
- (2022年4月4日 11時) (レス) @page4 id: 1658b9265a (このIDを非表示/違反報告)
ナナハ(プロフ) - 名無しさん» ありがとうございます。直しますね。 (2022年4月3日 13時) (レス) id: e700f054fe (このIDを非表示/違反報告)
名無し - 件さってなってますよ (2022年4月3日 13時) (レス) @page3 id: 1658b9265a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ナナハ
| 作成日時：2022年4月2日 20時
