ぬくもり2

退院に向けて2 ページ20

康二side


A「・・・ねぇこうちゃん。」


康「ん？痛いの一瞬やからなぁ？」


A「んんー。(うるうる)」


．


検査1日目、麻酔使うから、Aは11時ごろから絶飲食。


早めのお昼を終わらせたAは、目ウルウルさせとる。


検査自体は午後2時からなんやけど、その前にルート確保頼まれてん。




康「じゃぁ、誰か呼んで来たろか？


ステーションにしょっぴーはおったと思うで？」


A「ん・・・私も行く。」


康「よし、行こか。」




俺はいったん点滴セットを置いて、Aとステーションへ。


．


康「しょっぴー！！」


翔「ん？なに？」


康「Aがしょっぴーと頑張りたいねんて。」


翔「ん？・・・あー、ルート確保か。」


康「そーそー。」


A「しょ…たくん・・・ふぇっ…」


翔「てか、もう泣いてんの？


ほらおいで？」


A「ん・・グスッ…」




あれぇ、さっきまでは泣いて変化ったのに。


しょっぴーの顔見て安心したんやろなぁ。




翔「よしA？


嫌なことは早く終わらせよ？」


A「グスッ・・・しょたくんもー。」


翔「ん、一緒行くから大丈夫。(撫)」




しょっぴーがA抱き上げて病室行ったから、俺もついてった。


よし、頑張ろなA。


俺がぱぱっと終わらせたるから。

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