あの日のこと1 ページ14
Aside
A「それでね、一緒に住むことになったの。」
.
夜の静かな病室で1人、心の中で話しかける。
「そっかぁ、よかったー。」
そんな私の言葉に応えてくれたのは、もうこの世にはいない人。
私の大事な家族、双子の弟のソラ。
私もソラも生まれつき、
あっちの世界に行った人とコミュニケーションが取れる力を持ってた。
姿が見えたり会話ができたり。
ソラはちゃんと天国には行けてるんだけど、
私に会いによく戻ってきてくれるんだ。
.
ソラ「僕も会いたいなぁ。」
A「会ってたじゃん。
見たよ?この前翔太くんの後ろくっついてたの。」
ソラ「でもさ、一方通行じゃん。
みんなには僕のこと話してないんでしょ?」
A「うん。
そのことも今日ソラと話したいなぁって。」
ソラ「ん・・・もう言っちゃおうよ。
だって何人かは気づいてるっぽいし、僕のこと。」
A「えっ?」
ソラ「もちろん僕が誰かは知らないと思うけどね。
僕らみたいにさ、勘が鋭い人が何人かいるみたいだよ。」
そうだったんだ、知らなかった。
まぁ、こういう力ってあえて言うものじゃないよね。
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ナナハ(プロフ) - さん» ありがとうございます。☺️ (2022年4月4日 11時) (レス) id: e700f054fe (このIDを非表示/違反報告)
- 好き! (2022年4月4日 11時) (レス) id: 1658b9265a (このIDを非表示/違反報告)
- (2022年4月4日 11時) (レス) @page4 id: 1658b9265a (このIDを非表示/違反報告)
ナナハ(プロフ) - 名無しさん» ありがとうございます。直しますね。 (2022年4月3日 13時) (レス) id: e700f054fe (このIDを非表示/違反報告)
名無し - 件さってなってますよ (2022年4月3日 13時) (レス) @page3 id: 1658b9265a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ナナハ | 作成日時:2022年4月2日 20時