7話 ページ9
zm side
os「やっと終わっためう〜...」
zm「ほんま無駄に粘りやがったなアイツら。」
やっとうざったい外交が終わって、俺たち4人は国に帰っている途中や。
tn「でもまぁ、ええ方向に進んだな。」
gr「そうだな。これでますます我々の名が世界に広まっていくだろう。」
今回の外交の結果はいいものになって、グルッぺンが鼻歌を歌うくらい喜んでいる。
俺は両手に提げた、Aに頼まれたお土産に目を落とす。
どんな反応してくれるんかな。楽しみやなぁ。
ut「おっグルちゃんらやん。お疲れ〜」
そんな大先生の声が聞こえたと思ったら、俺らの後に要塞を出たであろうメンバーが揃っていた。
kn「外交どうやったんや！？」
gr「もちろん、俺らとしては有難い結果になったゾ！」
ht「にしても、みんな同じタイミングで帰ってくるって凄い偶然だね。」
zm「ほんまにな。」
tn「誰か打ち合わせでもしとったんか。」
rb「逆に気持ち悪いなぁ。」
sha「まぁ仲ええからな、俺ら。そういう事にしとこうぜ。」
sn「さてさて、早速新しく手に入った薬品試さないとなぁ。」
各々好き勝手に話をしながら、帰り道を歩いていた。
要塞の門に着いた時、門番の兵士が酷く焦った様子で俺らを見つけるなり話かけてきた。
門番兵「グルッぺン総統、幹部様方！！」
gr「どうした。」
みんなもその兵士の異常な焦りように何かあったと察して、真剣な顔つきになる。
門番兵「皆さんが不在の間に侵入者が現れまして...」
門番兵「A様が、拐われましたｯ..。」
は？
gr「本当か。」
門番兵「..はいｯ。敵からの攻撃も受けており、一般兵、幹部様共に被害が出ています。ご案内します。」
Aが、拐われた？
土産の袋が地面にぶつかる音がやけに重く聞こえた。
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作者名：もっちもち | 作成日時：2022年8月13日 1時
