【番外編】ケーキバイキング ページ38
「おい…なんでこんなとこに」
『このあいだ見つけて美味しそうだなあって思ってさ』
とある人への悪戯を思いついたオレは早速試そうとここケーキバイキングのお店に来た。
ピンクや水色といったカラフルなイス、甘い匂いが鼻孔をくすぐる。定員さんも可愛らしいエプロンを身に着け、目が合えばとびきりの笑みを返される。あ、あのイチゴタルト美味しそう。剣城君には甘ったる過ぎるのか顔をしかめている。その所為かすれ違う人は皆足早に遠ざかる。
「だからって俺を誘うか普通」
何も言わずに連れてこられた剣城君は大層ご立腹のようで目つきはいつもよりさらに鋭い。
『すごい皺』
「触るな」
『そんな顔して〜かっこいい顔が台無しだよ！ほら甘いものでも』
「……」
一層不機嫌に目を吊り上げる目の前の彼にオレはため息吐いた。
甘いもの嫌いだろうと分かっていたからカレーや唐揚げなどケーキ以外のものもあるお店にしたのに……。
『あ！このお店コーヒーにこだわりがあるんだって』
そうカップを差し出せば美味いと頬を緩ませる。余程美味しかったのかもう一杯注ぎに行った。オレもお目当てのイチゴタルトを取りに行こうと席を立ったところ見覚えのある人がいた。
『あれ？鈴目さん』
「Aちゃん？久しぶり！！」
にっこり笑う鈴目さん。その頬に生クリームが付いてて兄貴と同じくらいの年なのにどこか子供らしく見えて可愛らしい。テーブルの上にはショートケーキとチョコレートケーキ……。
『ショートケーキ！！忘れてた！！』
「うるせえ悠也」
『ああ、剣城君』
「え、二人で来たの？」
『そうオレが誘ったの』
「しかも名前呼び。それより飛鷹さんになんて言えば…」
連れてこられただけなんだがな。剣城君の言葉が耳に入らなかったのか鈴目さんはボソボソと何か呟いてる。
まあ、いいか。
〜〜〜
『ビターチョコ苦手なんだよね。はい、剣城君！』
「だったら持って来るなよ」
『そう言いつつ食べてくれる君が好きだよ』
「ブフォ!!」
「あっそ…これ普通のチョコじゃねえか」
『あはは！美味しいでしょ』
「まあな」
(なんだかんだ仲の良い二人だな)
オレはイチゴタルトを、剣城君はコーヒーとチョコレートケーキを……結局二人ともショートケーキは食べずに終わったというお話。
ラッキーアイテム
革ベルト
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梅ラー油 - ちょーーーーー！！面白いですぅぅぅ！！！！！続きがものっそい気になります！！！！(((o(*ﾟ▽ﾟ*)o)))頑張って下さい！！！ (2015年4月30日 21時) (
レス) id: 2d325b8118 (このIDを非表示/違反報告)
#みけのマリー#(プロフ) - 初めまして！夢主ちゃんものすっごくかっこ可愛いです((更新楽しみにしてます。頑張ってください！！ (2014年11月3日 19時) (レス) id: aead862b93 (このIDを非表示/違反報告)
アユカ - めちゃくちゃ面白いです！更新頑張ってください (2014年4月27日 15時) (レス) id: e0841f77f7 (このIDを非表示/違反報告)
凜(*´∀｀)(プロフ) - はじめまして!!とても面白いです☆続きが楽しみです!!更新頑張って下さいＯ(≧∇≦)Ｏ (2014年3月16日 20時) (レス) id: d5a5edc222 (このIDを非表示/違反報告)
源 蒼矢(プロフ) - コメありがとうございます！ちょー嬉しいです(*^o^*)
更新なるべく頑張ります…ね。壁｜_;)) (2014年1月6日 10時) (携帯から) (レス) id: a076a2a4dc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：源 蒼矢 | 作成日時：2013年12月14日 17時
