拒否権 ページ22
倉間先輩と部屋に戻りレジスタンスの説明をされた後、なんでサッカー部がここにいるんだと疑問を口にした。
「俺達は鬼道に招待されて…」
『オレは出前を届けに…って！』
パッとオレをここに呼んだ張本人に目をやると彼はニヤッと口角を上げた。
鬼道さんの話を纏めると、前々から目をつけてたオレを呼ぶためにわざわざここまで出前を運ばせ、革命軍に入れさせる魂胆だったそうだ。
……正直に話しても入らないだろうと踏んでこんな罠を仕組んだのか。
「因みにラーメンは俺が食べる…約束だからな」
『久堂監督嫌々言ってるように聞こえるんですけど。ということは兄貴は全部知って…』
「ああ。そういうことだ」
鬼道さんの言葉にちょっとショックを受けた。なんだか裏切られた感が半端じゃない。
『でも兄貴だから許す！』
「へぇー悠也もお兄さんいたんだ」
「お前って…本当に兄貴が好きなんだな」
羨ましがる天馬と呆れた様子の剣城君、苦笑している先輩方が此方を見つめる。
『剣城君に言われてもね』
「なっ、どういう意味だ//」
『わあーかわいいー』
「そういえばお兄さんがいたんだったな…響さんと知り合いなのか」
『秘密です』
「そういう訳だ！」
ニカッと笑う円堂さんにどういう訳ですかとツッコむと、あいつも心配してるんだよという言葉に久遠と響が頷いた。
「ダメか？」
『ダメも何も革命に入れる気満々でしょ……倉間先輩に言ったんですけど、皆さんボクがシードだと疑っていないんですか？』
天馬と信助が一番に思ってないと声を上げ、剣城君は黙っていた。
速「初めて会った日、俺を助けてくれたじゃないですか」
『シードには力でねじ伏せるヤツや信頼させといて裏でチームを壊すヤツとか…色々といるんですよ』
浜「剣城みたく元シードならいいんじゃね？」
『元シードって……いつシードに戻るかわかりませんよ？』
倉「だとしても俺達がお前に負けるわけないだろ」
『そうですか？……後悔するときが来るかもしれませんよ？』
天「なら後悔しないようにするだけだよ！」
何を言っても無駄だという剣城君の言葉に押される形で、ずっと拒んでいたことに自ら赴く結果となった。
＿＿自ら今のサッカーを変えるために戦うという、とても面倒なことに。
ラッキーアイテム
革ベルト
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 87人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「イナズマイレブン」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
梅ラー油 - ちょーーーーー！！面白いですぅぅぅ！！！！！続きがものっそい気になります！！！！(((o(*ﾟ▽ﾟ*)o)))頑張って下さい！！！ (2015年4月30日 21時) (
レス) id: 2d325b8118 (このIDを非表示/違反報告)
#みけのマリー#(プロフ) - 初めまして！夢主ちゃんものすっごくかっこ可愛いです((更新楽しみにしてます。頑張ってください！！ (2014年11月3日 19時) (レス) id: aead862b93 (このIDを非表示/違反報告)
アユカ - めちゃくちゃ面白いです！更新頑張ってください (2014年4月27日 15時) (レス) id: e0841f77f7 (このIDを非表示/違反報告)
凜(*´∀｀)(プロフ) - はじめまして!!とても面白いです☆続きが楽しみです!!更新頑張って下さいＯ(≧∇≦)Ｏ (2014年3月16日 20時) (レス) id: d5a5edc222 (このIDを非表示/違反報告)
源 蒼矢(プロフ) - コメありがとうございます！ちょー嬉しいです(*^o^*)
更新なるべく頑張ります…ね。壁｜_;)) (2014年1月6日 10時) (携帯から) (レス) id: a076a2a4dc (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：源 蒼矢 | 作成日時：2013年12月14日 17時
