三度思う前に行動しよう ページ20
時は1時間ほど前の雷雷軒に遡る―――
最近いろいろとあり、サッカー部に行きたくないと思っていたオレは兄貴達の手伝いをしていた。
「悠也、今日大事なお客様から出前があった。すぐ届けてくれるか？」
そう髪を整えながら伝票を渡す兄貴に二つ返事で岡持を受け取った。
「…ごめんな」
『"ゴメン"じゃなくて"ありがとう"がいいです』
「ああ、ありがとな」
困ったように笑いながらオレの髪を撫でる兄貴は予想以上にカッコよくて、場所も確かめずに外へ出た。
赤い髪を揺らしながら。
・・・これがいけなかった、と今になって後悔している。
配達先を確認すると、伝票には帝国学園地下と書かれていた。
地下というところにはあえて深くは考えないが、場所が場所なだけに今すぐ帰りたいという思いが頭を掠めた。しかし兄貴に頼まれた以上否が応でも行くしかないと、歩みを進めた。
〜・〜・〜・〜・〜
『ちわー雷雷軒です。ご注文のラーメンを届けに来ましたー』
「ああ、君は確か…」
そうオレに呼びかけたのは、10年前兄貴と同じくイナズマジャパンのメンバーだった佐久間さんだった。
『はい毎度！』
「すまないが、頼んだのは俺じゃなくて鬼道なんだ。場所は案内するから運んでくれないか？」
『え……「イナズマジャパンの頃の飛鷹の話を聞かせry((もちろんです!!』
再び逃げたい気持ちを抑え、佐久間さんに案内された扉を開けた。
『ちわーっす！』
我ながら元気よく挨拶したものだと思う暇もなく、オレはすぐさま目の前の景色を疑った。
嘘だ、幻だと一度扉を閉めて深呼吸してから、再び扉を開いた。
それでも景色は変わらず、部屋には今一番会いたくなかったメンバーが皆驚いた様子でオレを見ていた。
今度こそ逃げようと思ったオレは走り出した。
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たった18歩の逃走劇は一番信用していた彼によって幕を下ろされた。
『離してよ剣城君』
「なんで試合に来なかったんだ」
そう怒り気味の彼に小声で答える。
『だって倉間先輩が……』
「俺がなんだって？」
これまた怒り気味の先輩がオレの腕を掴み、それはそれは笑顔で＿＿＿不気味だった。
ラッキーアイテム
革ベルト
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梅ラー油 - ちょーーーーー！！面白いですぅぅぅ！！！！！続きがものっそい気になります！！！！(((o(*ﾟ▽ﾟ*)o)))頑張って下さい！！！ (2015年4月30日 21時) (
レス) id: 2d325b8118 (このIDを非表示/違反報告)
#みけのマリー#(プロフ) - 初めまして！夢主ちゃんものすっごくかっこ可愛いです((更新楽しみにしてます。頑張ってください！！ (2014年11月3日 19時) (レス) id: aead862b93 (このIDを非表示/違反報告)
アユカ - めちゃくちゃ面白いです！更新頑張ってください (2014年4月27日 15時) (レス) id: e0841f77f7 (このIDを非表示/違反報告)
凜(*´∀｀)(プロフ) - はじめまして!!とても面白いです☆続きが楽しみです!!更新頑張って下さいＯ(≧∇≦)Ｏ (2014年3月16日 20時) (レス) id: d5a5edc222 (このIDを非表示/違反報告)
源 蒼矢(プロフ) - コメありがとうございます！ちょー嬉しいです(*^o^*)
更新なるべく頑張ります…ね。壁｜_;)) (2014年1月6日 10時) (携帯から) (レス) id: a076a2a4dc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：源 蒼矢 | 作成日時：2013年12月14日 17時
