招待 −京介Side ページ19
翌日、俺達は帝国学園にいた。なんでも会わせたい人がいるだとかで鬼道さん直々の招待だそうだ。
円堂監督によると彼はレジスタンス＿＿つまりフィフスセクターへの反乱軍としての帝国サッカー部を作り上げるために、わざとフィフスセクターの支配下にいると思わせていたそうだ。
昨日の試合も帝国内のシードを炙り出すためにフィフスセクターに逆う雷門と試合を組んだ。
フィフスセクターに所属していない者は雷門と勝敗指示も関係ない本気の試合を楽しみ、反対にシードは雷門に押されているとなれば動きに余裕はなくなるはず。
その違いでシードが誰かを見抜き、帝国学園から完全にシードを排除できたそうだ。
さすが元雷門の司令塔…鋭い観察力だ。
佐「これから諸君に会ってもらうのは俺達レジスタンスの中心人物だ。俺達はこの方と共に、サッカー界に革命を起こそうと考えてる」
そんな事を考えているうちにエレベーターが開き、２人の人物が現れた。
俺達を呼び出した鬼道さんと……責任を負い、雷門を去った久遠前監督だった。
「よく来たな。お前達の活躍はずっと見ていた…皆頑張っているようだな」
労いの言葉に雷門一同が答える中、鬼道さんはこの先にレジスタンスの本部があると指差した。
「では、その中心人物は久遠監督？」
「いや私ではない」
その言葉と同時に奥にある重々しい扉がゆっくりと開き、部屋の中央には３つの影が座っていた。
「響さん!!」
「雷門理事長！火来校長も！」
「久しぶりだな円堂」
「お久しぶりです響さん」
響「帝国から完全にフィフスセクターの排除が済むまでは、迂闊に動けなかったんだ」
雷「下手に動けば感づかれて、我々はサッカー界から抹殺されてしまう……そうなれば、少年サッカー協会への革命は不可能になってしまうからな」
「その革命って＿＿」
「少し待ってくれ………もう一人紹介したい奴がいる」
響さんの遮った声に部屋は静まり返った。
静寂を破ったのはリズムを刻んでいるような足音で、それは徐々に近づいて来る。
足音が止み、元気だが大きすぎない声が勢いよく扉を開けた。
『ちわーっす！』
必然的に振り返った先には見知った顔が笑みを浮かべていた。
が、一瞬で顔が青くなったように見えたのは……きっと気のせいではなかっただろう。
ラッキーアイテム
革ベルト
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 87人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「イナズマイレブン」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
梅ラー油 - ちょーーーーー！！面白いですぅぅぅ！！！！！続きがものっそい気になります！！！！(((o(*ﾟ▽ﾟ*)o)))頑張って下さい！！！ (2015年4月30日 21時) (
レス) id: 2d325b8118 (このIDを非表示/違反報告)
#みけのマリー#(プロフ) - 初めまして！夢主ちゃんものすっごくかっこ可愛いです((更新楽しみにしてます。頑張ってください！！ (2014年11月3日 19時) (レス) id: aead862b93 (このIDを非表示/違反報告)
アユカ - めちゃくちゃ面白いです！更新頑張ってください (2014年4月27日 15時) (レス) id: e0841f77f7 (このIDを非表示/違反報告)
凜(*´∀｀)(プロフ) - はじめまして!!とても面白いです☆続きが楽しみです!!更新頑張って下さいＯ(≧∇≦)Ｏ (2014年3月16日 20時) (レス) id: d5a5edc222 (このIDを非表示/違反報告)
源 蒼矢(プロフ) - コメありがとうございます！ちょー嬉しいです(*^o^*)
更新なるべく頑張ります…ね。壁｜_;)) (2014年1月6日 10時) (携帯から) (レス) id: a076a2a4dc (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：源 蒼矢 | 作成日時：2013年12月14日 17時
