兄さんと ー京介Side ページ18
帝国との試合を終えたあと、兄さんの見舞いに行った。病室の扉を開けると驚いた様子でこちらを見る兄さんの顔があった。
「試合勝ったな。いいシュートだったぞ」
「そうか」
褒められて照れ臭かったが、嬉しそうな兄さんを見て俺も笑みを浮かべた。
「次は決勝だな・・・頑張れよ！」
「あんまり期待するなよ…」
「それと天馬くんだっけ？あんまり気を抜いているとポジションとられるぞ。悠也にも」
「…結局来なかったけどな」
そう言いながら何故アイツは来なかったのだという怒りと自分も同じかと皮肉じみた考えが頭を占めていた所為か、危うく次の言葉を聞き流すところだった。
「…会場には来ていたらしいよ」
「えっ」
「京介はあの子のこと、どのくらい知っているんだ？」
「えっと、名前とポジションそれに兄貴がいることと…甘いもの好き？」
「兄がいるのか…」と唸る兄さんはどのくらいアイツのことを知っているのか少しだけ気になった。
「そういえばフィフスセクターって、みんな報酬と引き換えにシードになるものなのかい？」
何故そんなことを聞くのか。兄さんはアイツがフィフスの人間だったことも知っているのかという考えが頭を過った。
胸がチクリと痛む。
……兄さんに話を逸らされると思ってなかったからか？
「京介？」
「ああ。全員がそうだとはいえないな…」
考えてみれば、アイツがフィフスになった理由を俺は知らない。それさえも兄さんは知っているように思えてまた胸が痛む。
それがどうかしたんですかと訊ねると兄さんは困ったように笑った。
「京介の友達のことを知りたいからね。それに今のサッカーのことも」
「そうですか」
そんな世間話をしたあと、俺は病室を出た。
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夕日が照らす帰り道で犬の散歩をしている松風に出会った。
「今日はありがとう！帝国に勝てたのはやっぱり剣城が来てくれたからだよ」
「アイツが来ていたら勝っていたさ…」
俺が来なくてもと付け足すと、そうかもしれないけど剣城じゃなかったらアルティメットサンダーは完成しなかったと思うよと返された。
「それにお兄さんの……そ、そういえば俺！秋姉が待ってるから帰るね！！！」
明日来るかわからないアイツへの疑問を整理しながら、松風に背を見送り、帰路についた。
ラッキーアイテム
革ベルト
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梅ラー油 - ちょーーーーー！！面白いですぅぅぅ！！！！！続きがものっそい気になります！！！！(((o(*ﾟ▽ﾟ*)o)))頑張って下さい！！！ (2015年4月30日 21時) (
レス) id: 2d325b8118 (このIDを非表示/違反報告)
#みけのマリー#(プロフ) - 初めまして！夢主ちゃんものすっごくかっこ可愛いです((更新楽しみにしてます。頑張ってください！！ (2014年11月3日 19時) (レス) id: aead862b93 (このIDを非表示/違反報告)
アユカ - めちゃくちゃ面白いです！更新頑張ってください (2014年4月27日 15時) (レス) id: e0841f77f7 (このIDを非表示/違反報告)
凜(*´∀｀)(プロフ) - はじめまして!!とても面白いです☆続きが楽しみです!!更新頑張って下さいＯ(≧∇≦)Ｏ (2014年3月16日 20時) (レス) id: d5a5edc222 (このIDを非表示/違反報告)
源 蒼矢(プロフ) - コメありがとうございます！ちょー嬉しいです(*^o^*)
更新なるべく頑張ります…ね。壁｜_;)) (2014年1月6日 10時) (携帯から) (レス) id: a076a2a4dc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：源 蒼矢 | 作成日時：2013年12月14日 17時
