メール ページ17
(まさか、本当に勝つなんて…)
試合終了後、睨み付けた得点板にはしっかりと雷門の勝利が記されている。
(前半は10人。必殺タクティクスも未完成のままだったのに剣城君が来て180度流れが変わった。これで雷門は＿＿サッカーは変わる)
喜びに浸る彼らの姿をじっと見つめていると、独特な着信音が鳴り響いた。視線をポケットへと移し自分の携帯を取り出した。
『もしもし。勝ちましたね』
「そうだね。今どこにいるんだい？」
こちらの顔色を伺うような尋ね方だが、相手はどこか刺のある声に思えた。きっと怒っているのだと推測しながらも正直に彼の質問に答えた。
『客席ですよ』
「なぜ試合に出なかったんだ」
『……』
「君も……京介のようにフィフスセクターに何か言われているのか？」
その問いにそれなら良かったんですけどね…と心中で答えたつもりが、どういうことだと電話相手(優一)に返された。どうやら声に出ていたらしい。
なんとか誤魔化そうと考えを巡らしたが、別の声に呼ばれたためオレの意識は完全にそちらへ移ってしまった。
＿＿＿＿＿＿＿
＿＿＿＿＿
「なにが［仮病で休みます］だ!!」
『円堂さん!?』
さっきまでコートにいたはずの彼が携帯画面を突き出して立っていた。画面には試合前に自分が送ったメールが表示されている。
……幸い選手達は気づいていない。
「飛鷹に聞いてもわからないの一点張りで心配したんだからな！」
まあ無断欠席よりは良いがと冗談混じりに言う円堂さんにボクはただ『すみません』としか言えなかった。
(兄貴にも迷惑かけてしまったんだ…)
「おい＿＿＿『すみません』
「……悠也『っすみまs(ポンッ)＿＿？』
突然頭に重さを感じた。何だろうかとゆっくり顔を上げると怒った様子の円堂さんがいた。
真っ直ぐに伸ばされた腕からその重みの正体は彼の手だとわかった。
「謝るな！何か理由があるのなら俺も相談に乗るから。もっとあいつ等を頼れよ!!仲間なんだからさ」
そう優しく笑う彼の姿がいつかの兄貴と重なり、少しだけ気が軽くなった。
――――――――――
(というわけで。今日食べに来いよ！)
(丁重にお断りします。それより皆が呼んでいますよ)
こちらに気づいていない彼らを指差し、オレはまた逃げ出した。携帯からは不通音が流れていた。
ラッキーアイテム
革ベルト
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梅ラー油 - ちょーーーーー！！面白いですぅぅぅ！！！！！続きがものっそい気になります！！！！(((o(*ﾟ▽ﾟ*)o)))頑張って下さい！！！ (2015年4月30日 21時) (
レス) id: 2d325b8118 (このIDを非表示/違反報告)
#みけのマリー#(プロフ) - 初めまして！夢主ちゃんものすっごくかっこ可愛いです((更新楽しみにしてます。頑張ってください！！ (2014年11月3日 19時) (レス) id: aead862b93 (このIDを非表示/違反報告)
アユカ - めちゃくちゃ面白いです！更新頑張ってください (2014年4月27日 15時) (レス) id: e0841f77f7 (このIDを非表示/違反報告)
凜(*´∀｀)(プロフ) - はじめまして!!とても面白いです☆続きが楽しみです!!更新頑張って下さいＯ(≧∇≦)Ｏ (2014年3月16日 20時) (レス) id: d5a5edc222 (このIDを非表示/違反報告)
源 蒼矢(プロフ) - コメありがとうございます！ちょー嬉しいです(*^o^*)
更新なるべく頑張ります…ね。壁｜_;)) (2014年1月6日 10時) (携帯から) (レス) id: a076a2a4dc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：源 蒼矢 | 作成日時：2013年12月14日 17時
