chapter 25-2 ページ9
食べ終わってまだゆっくりしたかったけど、席待ちのお客さんがいるから出る事にした。
結衣がまーくんに話しかけに行ったから、私はカズに話しかけた。
A「カズ、ご馳走様でした。
結衣と他回ってくるね？」
和也「おー、終わったらラインするわ」
A「うん、頑張ってねー」
和也「おう」
カズが利き手の左手で私の右の頬と耳朶をスルンと撫でた。
教室を出た瞬間に結衣が聞いてくる。
結衣「何アレ！！
二宮くん、あんなことするんだ！？」
A「え、何かした？」
結衣「2人とも無自覚！？
ほっぺたと耳！スルンって！」
A「…あ〜、したね笑」
結衣「何それー。
あんな事自然に出来るってすごくない？？
2人って、いつから付き合ってるんだっけ？」
A「んー、14歳のクリスマスから？」
結衣「中2？じゃあ…2年8ヶ月とか？
いいなぁ〜。うちらもいつかAたちみたいになれるかな？」
A「なれるよ。
なかなか進めないまーくんを、カズが発破掛けそう笑」
結衣「え。」
A「カズは先にやったもん勝ちみたいなところ、あるから(苦笑)」
結衣「なるほどね(苦笑)
やだ、恥ずかしい！////」
A「やだ、私も恥ずかしい////」
私と結衣は、また音楽をかけて歌いつつ、プラカードを持ってお化け屋敷の宣伝をしながら他を回った。
クラスの子「ちょっと！！2人とも今どこ！？
また噂聞いて一緒に写真撮りたいって人がいっぱい押しかけて来てるよ！？
お願いだから戻って来てー！！」
A「あはは！今日は大忙しだね笑」
結衣「明日はお化け役の当番でよかったー(苦笑)」
和也「A、またバズってるよ」
A「え、今日は上げてないよ？」
和也「見てた奴が上げてんだよ。
お前、やっぱり顔色悪りぃ笑」
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作者名：茉莉 | 作成日時：2023年7月5日 8時
