どっぷりメンヘラ系男子

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あ






あ、遊ばれた！？





人聞きの悪い！でも確かに！





罰ゲームとして告白したということは、あなたで遊んでしまったことになるかもしれません！









消え入りそうな声に、顔を上げると。







はっと息を飲んだ。









ほのかに紅潮した頬に、





うるうると潤んだ瞳で必死に睨んでくる。









こんな可愛い人がこの世に他に存在するんだろうか。









…この人って、本当に、




冷徹美男子で名の通ってる、あのチョンジョングクなんだよね？









その顔に見惚れて、なんにも言い出せないでいると。






チョンジョングクの口から衝撃の発言が飛び出す。









あ









JK｢最低…。







俺、許さないから｣









あ







｢……は？






え、ちょっと待って、｣








JK｢絶対に許さない｣









あ









いやいや、ちょっと落ち着きなさいよ。







宥めようにも、今にも泣きそうな顔に、罪悪感を感じて一人焦る私。





あ






うわぁ、とどこからか声が聞こえた。








はっとして周りを見ると、




気づけば私とチョンジョングクを丸く囲むギャラリー。






みんな、なぜかチョンジョングクに同情の眼差しを向け、




私に最低と言わんばかりの視線を投げかけてくる。





主に女子。








ちょっと待て。






なんで私、会社内で不倫して居場所のなくなった男性会社員Aみたいな立場になってんの。









あ









JK｢…俺、絶対別れないから｣





｢別れないからっていうか、そもそも付き合って、｣





JK｢うるさい｣






｢あっ、ちょっと！｣









あ








そもそも付き合ってないですよね私たち！？






という悲痛な叫びはチョンジョングクの一言で遮られる。









制止の声も虚しく、去っていくチョンジョングクの背中を見送らざるをえない。









残ったのは、






動揺で頭がおかしくなりそうな私と、






私に冷たい視線を送る周りの人たちだけ。








あ







え、なんか世の中風当たり強くない？





あ

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