どっぷりメンヘラ系男子

5 ページ5

あ






あんなこともあるもんだねー、あー怖、チョンジョングク恐ろしや、と。









なんやかんやで"アノコト"は私たちいつメンの間では収拾しつつあった。







例の事件からまだ2日も経っていない今日。





さらなる事件が待ち受けているとは誰も予想できず。









あ









HN｢お、おい、A。







チョンジョングク様が、お前のことお呼びなんだけど…｣









｢ ｢ ｢は｣ ｣ ｣









あ









A違いだろ、




なんて口々に言い出す周りのこいつらの失礼さは今に始まったことじゃないからほっとくとして。







片方の口角を若干ピクつかせているヒョヌの指した方を見れば。








あ








｢ひっ…｣









あ







不機嫌オーラをそこらじゅうに撒き散らしてる例のチョンジョングクが、ドアにもたれかかって立っている。







やっば、めっちゃ怒ってるじゃん…。





なんで？この前集団でからかったから？




プライドが許さなかった的な？









あ







JK｢…ねぇ、まだ？｣





｢ ｢どうぞどうぞ｣ ｣





｢ちょちょちょ｣









あ







ドスの効いたチョンジョングクの低い一声で、




私を全員で差し出す6人。








後で覚えてろ！！(泣)







泣く泣くチョンジョングクの後を追って、教室を出る。





くるりと振り返ってこっちに向き直ったチョンジョングクの言葉をビクビクしながら待った。









…おい、そこの6人。




ドアにへばりついてんの見えてんぞ。









あ









JK｢ねぇ、俺のこと好きなんだよね？｣






｢は｣





あ

6→←4

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す