32−TH*side ページ32
あ
そう、あれはね。
Aちゃんやジョングクを含めた、可愛らしい新入生たちが入学して間もない頃。
人見知りのジョングクはなかなか友達ができないせいか、
よく俺とジミンの所に遊びに来てたんだよね。
てかまぁ、だいたい一緒にいたんだよね。
あ、学年も違うのになんでジョングクと俺たちが仲いいかって?
それが地元一緒でさ。
小学校からずっと同じ学校なわけ。
.
まぁ、そんなどうでもいいことは今は置いといて。
.
ある時、事件が起きました。
.
TH「…あれ。俺のジャージない」
JM「えっ、またぁ?」
JK「今何枚目でしたっけ」
TH「3枚目だよ」
.
俺って、ほら、わかるでしょ?
ちょぉーっとだけモテるからさ←
たびたびジャージが盗まれるってことがあったんだよね。
まじ盗んでどうするつもりなんだろうね。
ほんとにそんなことあるんだってびっくりしたでしょ?
俺も一発目は本当にびびったから。
てなわけで、今回もそれは例外じゃなかった。
仲良くしてるヒョンにジャージを借りに行こうと3人で廊下を歩いてると、
先の方で新入生のかわいい女の子数人が、円を作って騒いでる。
.
「ね、この落ちてたジャージ、テヒョン先輩のじゃない?
ほら、ここに刺繍…」
「ホントだっ、え、やばい、匂い嗅いどく?笑」
「てか、…これちょっと借りてかない?」
「えー、着るのあたし一番がいい」
.
あまりにも大きな声でしゃべってるから内容が筒抜け。
俺たち3人で目を合わせた後、
ジョングクが呆れたようにため息をついた。
.
JK「…ヒョンはいつも優しすぎるんですよ。
俺みたいにあしらえばいいのに」
TH「お前の対応じゃ、いつか刺されそうだよ」
JM「でも…そろそろガツンと言わなきゃやばくない?
甘い顔ばっかりもしてられないよ」
.
ジョングクもジミンも、
ほら行け、と言わんばかりに俺を集団へと押し出そうとする。
あ
…あんまり気が進まないけど、仕方ない。
さすがに4枚目は買えないよな。
あ
4674人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「BTS」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
やんこち - ぐぅたんならメンヘラでも許せてしまう…素敵なお話をありがとうございますッッッ (8月14日 23時) (レス) @page46 id: 53e7ed5961 (このIDを非表示/違反報告)
おけ(プロフ) - 面白くて一気に読んじゃいました!!なんでか私までドキドキしちゃいました!ありがとうございます!続編出たら読みたいです! (2022年3月17日 21時) (レス) @page46 id: a8986157d1 (このIDを非表示/違反報告)
らあみ - ほんとに面白くて大好きです!!ふと急に読みたくなって、探しちゃいます(/// ^///)また、ジョングクのメンヘラ書いて欲しいです!!! (2021年5月24日 21時) (レス) id: 292f132898 (このIDを非表示/違反報告)
てむてぐ(プロフ) - マナさん» 以前もコメントしてくださったんですね、ありがとうございます!(;;)調べてみたら、コメが多いと投稿の古い順にコメントが勝手に消えちゃうみたいでたぶんそれでかと…。全コメント保存できたらいいのに…(><)せっかくコメントくださったのに申し訳ないです…。 (2020年11月14日 1時) (レス) id: 81e8a7359b (このIDを非表示/違反報告)
(名前)あねら(プロフ) - こんばんは!続きが気になります(^-^)v よかったらパスワード教えてください!! (2020年11月13日 23時) (レス) id: 83ec8b03b3 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:てむてぐ | 作成日時:2020年4月10日 23時