18 ページ18
あ
JK｢ねぇ、Aは？｣
HN｢あーっと…｣
あ
教室のドアの裏に隠れている私に、ちらっと視線を寄越すヒョヌ。
ちぎれんばかりに首を振る。
お願いだからいないと言ってくれ。
かっと目を開いて、眼力でそうメッセージを送った。
若干引いたような顔でまだこっちを見てるヒョヌに、再度眼力を放つ。
早く前向いてってば！
ばれるじゃん！
ヒョヌに顎で指示を出してると、
ふと皆の視線に気づく。
まるで忍びのように壁に張り付いてる、
奇行を繰り広げる私をガン見するクラス全員。
気持ちはわかるけどこっち見ちゃダメ！
ばれちゃうから！
しっしっと手で払う素振りをすれば、鼻で笑われる。
だからこっち見んなってば。
あ
HN｢えっと、今いないんだよね。
たぶん下痢かも｣
JK｢………わかった｣
あ
いや、理由がひどい。
隠してとは言ったけども。
チョンジョングクの"わかった"の前の若干の間に気づきました？
てか、待ってわからないで。
訂正したい衝動をなんとか抑え、
チョンジョングクが去るのを歯を食いしばりながら待つ。
耐えてA。
今飛び出したらすべてが水の泡なんだから。
あ
｢…行った？｣
HN｢…行ったよ｣
｢かたじけない｣
HN｢っはぁーーーー｣
あ
ものっすごい長いため息を吐かれた。
え、そんなに嫌な仕事だった？
ごめんね、後でミンティア一粒あげるから。
あ
｢いやー、最近ヒョヌとソアには迷惑かけてばかりだね。
今度またお礼するし｣
あ
ヘラヘラと笑いながらドアの裏から出てきた私の顔を、
無言でじっと見つめるソア。
え、なにやだ怖い。
あなた顔が綺麗なだけに真顔けっこう恐ろしいの。
知ってた？
あ
SA｢ほんとにいいの？｣
｢…なにが？｣
あ
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 4662人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
やんこち - ぐぅたんならメンヘラでも許せてしまう…素敵なお話をありがとうございますｯｯｯ (8月14日 23時) (
レス) @page46 id: 53e7ed5961 (このIDを非表示/違反報告)
おけ(プロフ) - 面白くて一気に読んじゃいました！！なんでか私までドキドキしちゃいました！ありがとうございます！続編出たら読みたいです！ (2022年3月17日 21時) (レス) @page46 id: a8986157d1 (このIDを非表示/違反報告)
らあみ - ほんとに面白くて大好きです！！ふと急に読みたくなって、探しちゃいます(/// ^///)また、ジョングクのメンヘラ書いて欲しいです！！！ (2021年5月24日 21時) (レス) id: 292f132898 (このIDを非表示/違反報告)
てむてぐ(プロフ) - マナさん» 以前もコメントしてくださったんですね、ありがとうございます！(；；)調べてみたら、コメが多いと投稿の古い順にコメントが勝手に消えちゃうみたいでたぶんそれでかと…。全コメント保存できたらいいのに…(><)せっかくコメントくださったのに申し訳ないです…。 (2020年11月14日 1時) (レス) id: 81e8a7359b (このIDを非表示/違反報告)
(名前)あねら(プロフ) - こんばんは！続きが気になります(^-^)v よかったらパスワード教えてください！！ (2020年11月13日 23時) (レス) id: 83ec8b03b3 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：てむてぐ
| 作成日時：2020年4月10日 23時
